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いしけいからの穏やかな日常と伝えたい思い

いしけいからの穏やかな日常と伝えたい思い

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August 25, 2011
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テーマ:お勧めの本(7406)
カテゴリ:読書

前回第一回を書いた時にはまだ全部読み終わっていなかったのですが、読み終わりました。

最後の方を読むと、今年になってからも検診で食道と咽頭部、肺にがんの疑いが出ていてまだ安心できる状態ではないことがわかりました。

そして、4回も手術しているのに、それを取材し、くよくよしないで残り時間を楽しく生きようと考えて、新しく筋力トレーニングをしたり、社交ダンスをもう一度やろうとしたり、映画を作ってみたいと思ったり、精神力と行動力には驚きました。

がんの体験記はどちらかというと嫌な事、痛い事、苦しい事が多かったりして読んでいる方もつらくなることがありますが、この本は題名ではドキッとしますが、かえって読んでいる方も鳥越さん自身も元気になっているところがいいなと思います。

ジャーナリストとして、ねつ造誤報事件も取り上げて、取材や記事で真実を書き伝える事の教訓を得られた事も書かれていました。

今までの経験から書かれた真実のこのレポートはとても臨場感があり、他の体験記よりとても詳しいと思います。

実際自分ががんになった時には、難しい医学知識よりも同じ体験をした人の経過が気になるものです。

同じ部位のがんでも全く同じ病態の人はいないと思いますが、似たような体験をした人が元気で生き続けている事がわかるだけでも安心できます。

この本を読んで、やはり自分の体験を残して伝える事は今後大事なのではないかと思いました。

私もこれからも経過を書き続けていきたいと思います。

鳥越さんの書き方は、会話方式で難しい医学用語も少なく、落ち込んでしまうような厳しい事もさりげなく書かれていて、わかりやすく読みやすいので今後参考にしたいと思います。

以前戸塚洋二さんの体験の本を読んだ時には理系らしく数値やグラフが多かったのとは対照的でしたが、私はどちらのいい点も取り入れて又書きなおしてみようかとも思います。






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Last updated  August 25, 2011 02:03:29 PM
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