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テーマ:お勧めの本(7406)
カテゴリ:読書
先日、同名のドラマは終わりましたが、ドラマを見ながらこちらの原作を読んでいました。 本の登場人物がドラマでは誰がやるのか本から想像するイメージと比べるのも楽しみでした。 息子はあまり本は読みませんが、「チームバチスタの栄光」から海堂尊さんの本が好きでこの本ももう読んでいて、ドラマと原作が違うところがあるというので私も読んでみました。 海堂尊さんのこのシリーズは、医学と推理小説が合体しているので他に似たものはなく面白いです。 白鳥、田口コンビは一見合わなそうですが、お互いにうまく補い合ってやりとりも楽しいです。シリーズに毎回出てくるのでなじみがあって親しみが持てます。 犯人も意外な人だったり、殺人方法も複雑で楽しめます。 そしてこのシリーズでは、死因を解明するのにエーアイ(死後画像診断)が必要だと繰り返されています。 この本を読んでいくと本当の死因がわからない事が多いという事に気がつきます。 画像診断装置は遺体を傷つけなくていいのでいいと思いますが、導入するにはいろいろ問題がありなかなか復旧しない事もわかります。 私は医学の事を書いた小説が好きで、今まで渡辺淳一さんや吉村昭さんの作品をいろいろ読みましたが、だいたいは実在の医学功労者を書いている物がほとんどでした。 偉人伝のようなものが多かったように思いますが、海堂尊さんの作品は警察や法医学とも関連しているところがユニークだと思います。 息子は医学より犯罪推理の方にひかれているようです。 ドラマでは松崎事件を大きく扱っていましたが、本ではあまり触れていません。 でも、どちらもDNA鑑定による冤罪について警察の問題にも迫っています。 この本を読むと病院や警察の知られざる実態が分かる事も今までの小説にない事です。 本当は違う本を読もうと思っていたのですが、ドラマを見てからこちらを優先させてしまいました。 毎週楽しみにしていたドラマが終わって残念です。 このシリーズはこのところ新たに書かれていないのですが、今後も楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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