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テーマ:お勧めの本(7406)
カテゴリ:読書
この本は読売新聞の書評で知りました。 若い女性で難病なんてどんな病気なんだろうと思い読んでみたいと思っていた所、さらに又読売新聞で紹介されました。 この本は闘病記としてはユーモアと飾らない言葉にあふれていて異例なものだとの事でした。 大野さんは最初はミャンマーの難民について何かしたいと思って大学院で勉強し現地へも出かけていたのに、自分が困った人になってしまったとは人生はわからないものだなあと思いました。 急な病気でそれも珍しいわからない病気で、いろいろな病院でわからないとさじを投げられ普通なら精神的にも参ってしまう所、自分でインターネットで医師を探して行った事に先ず感心しました。 そこでいい医師に出会えたのはラッキーだったと思います。 医師を探し当てる間に、いろいろな病院を訪ねても長い間待って有名な病院へ行っても検査ばかりして何もしてもらえないもどかしさ、大変だったと思います。 そして患者が医師に自分の症状を上手く伝えられずわかってもらえず苦悩し、医師も患者の気持ちをわかろうとしないという今の医療の問題点も指摘しています。 でもこの本では病気に負けないくらいの明るさと強さが全編に感じられ、負けずに自分で考え道を切り開こうとするたくましさで圧倒されます。 困っているひとはその程度は違ってもたくさんいると思います。 ただ困ったと思い悩むだけでなく、何とかしようといろいろ考え頑張る姿をみると応援したくなります。 周りに支援者がいるようなので良かったなと思います。 今も大変な状況にありながら頑張っているようです。 こんなにいろいろ困っているのに困っている人の事も考えている大野さん、何とか病気が良くなって大学院に戻り活躍できるようにならないものかと思います。 これを読むと自分はなんて幸せなんだろうという気持ちになります。 普通の生活が出来るのはなんて有難いのだろうと思います。 でもいつ何時何が起こるかは誰にもわからないし誰でもありうる事です。 闘病記を読むと落ち込む場合もありますが、この本は読んでいると本当にこの人は難病なのかと思うくらい行動力も若さもユーモアもあり、自分も励まされます。 とても素直に気持ちを表現している本だと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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