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いしけいからの穏やかな日常と伝えたい思い

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November 24, 2011
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カテゴリ:卵巣がん体験記

明日から抗がん剤を始めるという日には、詳しい具体的な説明がありました。

始める前に吐き気止めとアレルギーを防ぐ薬を飲む事、少しずつ点滴して血圧や様子を見て行う事、アレルギーがある場合はすぐに出るとの事でした。

吐き気は人により違い、明日特に問題がなかったら、明後日は退院になるとの事でした。

その後は2週間おきに火曜日に入院して水曜日に治療して木曜日帰る事を繰り返すそうでした。

抗がん剤投与の当日の朝、体重を測りました。尿量を測定し、飲んだ水分の量を記録するように言われました。

血圧は最高が88で最低が48で低めでした。

9時前から水分の点滴が始まり、10時半に吐き気止めがつながりました。

11時にタキソールの点滴が始まりました。

私にはベテランの看護師さんがついたので少し安心しました。

始めますと言ってほんの数滴、入った所で、顔色が変わったのか「大丈夫ですか?」と聞かれました。

それからまもなく目の前が黄色くなりチカチカしました。目から火花が出るとはまさにこの事と思いました。そしてめまいがしました。

すぐに看護師さんが点滴を止めて医師を呼びに行きました。

医師が急いで来て、いくつか薬を点滴しました。

胃腸が痛くなり、3回吐きました。

酸素マスクが付けられ、心電図も付けられました。酸素濃度も指先で何回も測っていました。

どうなるのかもう駄目なのかと不安でしたが、医師と看護師さんが大丈夫と手を握ってくれて少し落ち着きました。

2時過ぎには酸素マスクが取れて落ち着きました。

後はゆっくり休むようにとの事でした。

今後の治療は検討中でしばらくかかるとの事でした。

翌日朝起きたら手がしびれていました。タキソールは手がしびれる事があるとは聞いていましたが、ほんの数滴でも副作用が出るのは怖いと思いました。

2日後に医師から説明がありいろいろな意見が出たけれども、エンドキサンに変える事に決まったそうでした。

このアレルギーがあって変わった事は、それまで順調に出ていた便が出なくなった事でした。

手術後も毎日きちんと便が出ていたのに、何日も頑張っても出なくなってしまったのです。

回診に来た医師に言って、まずはマグミットをもらいましたが数日飲んでも駄目でした。

そして漢方薬の大建中湯とラキソベロンをもらいました。

7月19日にタキソールの点滴をして、24日まで便は出ませんでした。

便が出ないまま、新しい抗がん剤の投与の日24日が来ました。

今度の抗がん剤は大丈夫か聞くと、やってみないとわからないとのことでとても不安でした。

アレルギーについては事前の説明では少ししか触れられなかったのですが、珍しいものなのかあまり調べてもわかりませんでした。

ブログを探すと同じような体験をした人がいる事がわかりました。

でも、薬の副作用については説明が少なく調べてもわからない事が多いです。

がんより抗がん剤のアレルギーで死んでは意味がないと思いました。

そしてアルコールが薬を溶かすのに入っている場合、注意が必要な事を知りました。

アルコールに弱い人はご注意ください。






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Last updated  November 24, 2011 03:03:36 PM
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