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いしけいからの穏やかな日常と伝えたい思い

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September 13, 2012
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テーマ:お勧めの本(7406)
カテゴリ:読書

この本は2010年に本屋大賞を受賞してからずっと気になっていました。

文庫本になり映画化が決まったので読んでみようと思いました。

何とか上映前に読み終わりました。

私は時代小説はあまり好きではなく読んだ事が無かったのですが、これは暦が出来るまでの人物重視の作品なので読みやすかったです。

私は数学と天文学が学生時代から好きなので興味深く読みました。

神社に数学の問題が書かれた絵馬が下げてあり、それに答えを書きこんで答えが合っていると明察と書かれるという話は初めて聞きましたが、問題を出し合いそれを解いて楽しんだというのは面白そうだと思いました。

最初にその神社で箒を持った女性と会い、そのえんという女性が主人公の渋川春海にずっと関わっていくのが、まさに縁があり不思議だと思いました。

暦を変えるのに日本中を歩いて計測したのには驚きました。

江戸時代に計算で月蝕が予期できていたのにもびっくりしました。

碁打ちの家系に生まれ、数学の才能があった渋川春海が以前使っていた暦が合わない事を解き明かすところが面白いと思いました。

一度は月蝕の時期がはずれて落ち込んでも諦めずに間違いに気がついて改暦を成し遂げられたのは、周りの人の援助や支えがあったからこそ出来たのだと思いました。

えんさんに再び会った時にどちらも最初の結婚相手と死別していて、再婚出来て、仲睦まじく同じ日に亡くなるなんて素敵な事だと思いました。

えんさんは結構厳しそうですが仕事に理解があり賢く立派な女性だと思いました。

暦の歴史としても渋川春海の生き方や恋愛についても楽しめました。

この本を読んでいて、日本の数学の歴史にも興味を持ちました。

理系の人にはより楽しめる本だと思います。

映画がもうすぐ始まりますが、出てくる人物がそれぞれ特徴があるのでどのように俳優さんが表現されるのか楽しみです。






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Last updated  September 13, 2012 02:41:23 PM
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