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テーマ:お勧めの本(7407)
カテゴリ:読書
NHK朝ドラの「花子とアン」の仲間由紀恵さんの蓮子さんを見ていてどんな人だったのかもっと知りたくなりました。 林真理子さんが白蓮さんについて書いていると知り文庫本を買ったのですが、病院の待ち時間くらいしか読めなくてやっと昨日読み終わりました。 この本では伊藤伝右衛門と結婚し宮崎龍介と出会い不倫をして家を出て2人で逃げるまでの話が主に書かれています。 伝右衛門さんとの暮らし、龍介さんと手紙を交換しながら愛を深めていくところがかなり詳しく少し長すぎて途中でちょっと読み飽きたりもしました。 やっと家を出て二人が一緒に逃げた所やその後の苦労が朝ドラの方が上手く感動的に描かれていたように思いました。 村岡花子さんとの交流については何も書かれていなかったのは意外でした。 この本は1994年に書かれていて、それまでもいろいろな書き手が白蓮について書いてきた中で一番の名作だったそうでした。 林真理子さんは白蓮龍介のラブレターを宮崎家の協力で読む事が出来たのでより詳しく書く事が出来たようでした。 瀬戸内寂聴さんの解説にこの小説を書くためにどれだけの資料を見ているか見て欲しいとあり、参考文献の数と関係者との取材の多さに驚きました。 華族のお姫様としての身分ながら、第一の結婚に破れ九州の炭鉱王と結婚し短歌も詠み若い龍介と逃げてやがて正式に結婚するという波乱万丈の一生を送ったとはすごい人だと改めて思いました。 好きではない人との結婚に疑問を持ち最終的には一番愛する人と結婚し子供も出来て82歳まで生きて龍介さんにみとられたなんて当時の人としては幸せだったのではと思いました。 自分の信念を曲げず身分を捨て愛を貫いて生きる強さに感動しました。 女性の生き方として参考になる事もあるのではと思いますので、興味がある人はぜひ読んでみてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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