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テーマ:お勧めの本(7407)
カテゴリ:読書
最近なかなか本が読めなかったのですが、病院の待ち時間などで少しずつ読んでいました。 前に矢作先生の「人は死なない」を読んで良かったので新聞の広告でこの本を見つけ読んでみたいと思いました。 矢作先生は医師なのに死後の世界や宗教的な事を書いているので批判もあるようですが、いろいろな体験や知識により思う事を書かれているので、参考になり励まされることが多く私はいいと思います。 たぶん、言葉で伝わらない事が手で伝わる事もあると書かれているので誤解があったのかもしれません。 題にあるように生かされていることへの感謝の心が大切だということがよくわかります。 この本は3ページくらい読むとそれぞれの章の要点が太く書かれていて、作者のいいたいことがわかりやすいです。 この本を読んでいると死の意味が少しわかるような気がして怖さが和らぐような気がします。 生き方に関しても参考になり勇気づけられる事が多いです。 特に印象に残った言葉をいくつか紹介します。 「私たちがあの世に持っていけるのは、様々な経験から得た記憶だけ。」 物欲に振り回されてはいけない、様々な物は私たちを楽しませてくれる反面、私たちを苦しめる事もあるのだと知ることが重要だという事です。 「目には見えないものには敏感に。世の中のせわしなさには鈍感に。」 すべての評価は誰かの思いこみにすぎないからそれを気にしてストレスを溜める事ほど愚かなことはない。 人生は鈍感なくらいのほうが快適に過ごせる。周囲に振り回されずに自己表現するには運気、鈍感、根気、金銭、健康が大切な要件というわけです。 そして上手い表現だと思ったのが、 「この世は競技場であり私たちは今を生きるプレーヤーである。」 目には見えなくても、観客席では他界した人々が私たちに声援を送っている。いつか彼らと再会する日を楽しみに、今を一生懸命生きよう。 死後の世界はあるかどうかわかりませんが、このように考えると生と死について怖いものだけではなく生きる希望が持てると思いました。 矢作先生は医師ですが、患者さんの気持ちもよくわかっている素敵な方だと思います。 興味がある方はぜひ読んでみてください。
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