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テーマ:お勧めの本(7406)
カテゴリ:読書
この本は書店で表紙の猫の写真と本の中の写真に惹かれて、それにうちの猫も年をとってきたので看取りに興味があり読みました。
この本の主人公の猫シュガーちゃんはチンチラシルバーのメス猫です。 私は以前同じチンチラのシルバーを飼っていて8歳で病気で亡くなったこともあったので、どのようにして亡くなったのかなと思いました。 シュガーちゃんは右足に悪性の腫瘍が出来てそれが治らず16歳で亡くなったそうでした。 避妊手術の時の麻酔でけいれんを起こしショック状態になって危なかったそうでした。 そのこともあって悪性の腫瘍の手術は勧められても断ったそうでした。 余命3カ月と最初言われたそうですが、特に延命治療をせずに1年半ほど生き延びたそうでした。 この本ではこのシュガーちゃんとのいろいろな思い出が最初書かれていて、後半は亡くなる時の様子がとても詳しく書かれています。 この本では猫の看取りですが、人と同じだなと思って読んでいました。 緩和ケアを望み、動物病院で苦しまないような麻酔をしてもらうように頼んでもやってもらえないそうでした。検査をしても仕方がないのに検査もしたようです。 亡くなる3日前くらいには自分たちで探し回り酸素ボンベを買って吸わせたそうでした。 そして飼い主の著者の自分の人用の痛みどめの薬を薬剤師のお友達に聞いて、自分であげたそうでした。 それで、一時的には楽になったようでした。 猫は死が近づくと自分で姿を隠すと言われたり、それほど苦しまず亡くなるように思っていましたが、この本を読んでいると亡くなる前日は相当苦しそうなのだなと思いました。 今は猫も家で看取る人は少ないのでしょうか。動物病院では苦しまない治療はしてもらえないのかなとふと思いました。 悲しさ、感謝の気持ちがこれを読むとよくわかります。 ペットを飼っている方も飼っていない方も、看取り方について考えさせられる本ですので、興味のある方は読んでみてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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