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テーマ:お勧めの本(7407)
カテゴリ:読書
昨日のブログにコメントありがとうございました。
今朝は家の前の雪は溶けていました。 水仙も棒を立ててよりかけさせていたら又起き上がりました。完全には折れていなかったようで良かったです。 主人は朝6時過ぎに自転車で行ったのでまだ道路が凍っていたようです。 途中で転んだようですがそのまま仕事に行けたようで良かったです。 念のため帰りに整形外科に寄ったようですが骨などには異常が無かったようで大丈夫で良かったです。 今回の雪は翌日晴れたのですぐに溶けて助かりました。私は仕事をしていないのでいいですが、まだこれからも雪が積もるかもしれないので主人は気をつけて欲しいです。 昨年から読んでいて、昨年のナツイチフェアで買ってあった「短編少年」を読み終わりました。 今年もたくさんは読めなくても毎日本を読もうと思います。 この本は9人の作家が書いた短編小説が集められています。 「短編少年」という題名通り、それぞれ少年を主人公にした話が書かれています。 少女小説はよく聞きますが、少年が題材になる小説は少ないかなと思います。 男性作家が書かれたものが多かったですので、ご自身の少年の頃のことを思い出して書かれているのかなと思いました。 同じ少年について書くのでも作家さんによって視点が違うのが面白いと思いました。 学生生活や友達のことが書かれていたり、親子関係のことが書かれていたり、子供の気持ち少年の気持ちがうまく表現されているなと思いました。 あさのあつこさんはわたしが主人公ですがわたしがご自身のことかはわからないです。 小学生の時の同級生で好きで気になっていた男の子光一君のことを振り返って書いています。 この主人公のわたしは女子の最後尾に立つことが多くあだなが煙突だったというのが私の小学生の頃と同じだと思って読んでいました。 わたしは光一君と同じ高校に行きたいと思って勉強して入れたのですが、光一君一家は中学3年の時夜逃げをして急にいなくなり消息不明になってしまったようです。わたしが大学に行ってからも光一君の最後の言葉が忘れられないというのが女性の視点でうまく書かれているなと思いました。 私が一番心に残ったのは朝井リョウさんの「ひからない蛍」です。 主人公は両親を交通事故で亡くして伯父さん夫婦に引き取られてその後施設に預けられた太輔君です。 両親特に母との思い出や想いがとてもよく表現されていて、寂しさ悲しさが伝わって来てかわいそうで胸がいっぱいになりました。 特にバザーのキルトでお母さんの得意だったキルトを思い出して、バザーの前に作品を壊してしまう気持ちなど少年の心の奥までよく表現されていたと思います。 少年はあまり本心を見せたり話せないものだと思います。 この本を読んで少年の気持ちが前より少しわかった気がしました。 少年が読んでも子供のがいる大人が読んでも素晴らしい短編集だと思います。 短編で読みやすいしいろいろな作家さんの書かれた小説が一度に読めるのもお得だと思いますので、ぜひ読んでみてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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