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テーマ:お勧めの本(7407)
カテゴリ:読書
昨日のブログにコメントありがとうございました。
新しいソファーは15時から17時に配達予定でしたのでいつ来るのかなと思っていたら、15時過ぎには来ました。 まず古いソファーを回収してもらいました。回収代を払ってあったのですがそれは一つ分の料金だったようです。こちらは2つの料金だと思っていました。 お店に確認してもらったらもう一つもお金を払えば回収してくれるとのことでお店の人が確認しなかったので500円は安くしてもらえましたが3千円払うことになりました。 すぐに入れ替えが終わりました。 しばらく前に買っていたのと広い場所で見ていたので、思っていたのとちょっと違っていました。 今度は猫がかじっても丈夫な生地です。色は思ったより地味で前より少し大きかったです。 色も見本で見ただけだったので全体の感じはその時はわからなかったです。 かなり前と変わりましたので、慣れるまで違和感があります。でもきれいになって良かったです。 昨年の集英社文庫のナツイチフェアの時に買ってあった「金の角持つ子どもたち」を読みました。 これは中学校の受験の話です。 ちょうど今の時期にぴったりです。 主人公は小学6年生の俊介です。5歳からクラブチームに入っていてサッカー選手を目指していたのですが、地区トレーニングセンターのメンバー選抜から外されたことでサッカーを止めようと決めます。 そして急に中学受験をしようと決意します。 最初父親が反対しますがそれでも決心は変わらず、母親は応援しようと塾の費用を稼ぐために仕事を始めます。 母親は成績が良かったのに家庭の事情で高校を中退していました。息子を見ているうちに自分も又保育の勉強をしてみようと夢を持つようになります。 中学受験のためには小学4年生から入塾することが多いので6年生からの入塾は難しいのですが、何とか塾に入れました。 最初は成績も最下位でしたが努力により偏差値も20もあがり直前には志望校への合格がB判定までになりました。 俊介の目指すのは最難関の国立の一校だけでした。もっとレベルを下げれば合格確実の学校があるのに志望校を変更しませんでした。 それは聴覚障害のある妹のためにその学校の科学部に入って研究したいと思ったからでした。 俊介は幼稚園の時に風疹に罹ってそれが妊婦だった母親にうつしてしまったために妹に障害が出てしまったと知って思い悩んでいました。 子どもからの感染の怖さがわかりましたが、それを小学生の子が自分のせいだと気にかけるのもかわいそうだと思いました。 塾で出会う講師の加地のサポートがとても素晴らしく、人間的にも素敵な人だと思いました。 加地には長い間引きこもっていた弟がいてその原因は中学の勉強についていけなかった事でした。 加地は受験生を志望校に合格させる目的ばかりでなく学校の授業についていけない子の補講についても考えていました。 中学受験の意味についても「合格か不合格かよりいい受験だったかそうでなかったか。それが最も重要なことだと私は思っているんです。」「子供たちに武器を与えたいから塾講師となったんです。」「懸命に頑張っている子には金の角が見える」と言った言葉が心に残りました。 俊介は志望校には合格できませんでしたが、高校受験では志望校に合格出来て良かったです。 中学受験の事や教育についていろいろ考えさせられました。 中学受験を目指す親子や小学生のいる親には参考になることが多いと思います。 不合格になっても今までの経験は無駄にならないので落ち込まないで欲しいなと思います。 加地先生の俊介にかけた言葉にも感動しました。 気になる人はぜひ読んでみてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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