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テーマ:お勧めの本(7406)
カテゴリ:読書
昨日のブログにコメントありがとうございました。
睡眠時間はもっと取りたいですが、早い時間に寝ると早く目が覚めてしまうし夕食後見たいテレビややりたいことがあるとなかなか12時前には寝られないです。 主人が遅くまで起きていてガタガタしているとなかなか寝られなかったり一寝入りして目が覚めることもあります。 私は子供の頃は早寝早起きでした。高校の時は受験勉強をしたくても11時には眠くなって起きていられなかったです。 パッチワークの表地はやっと出来たのですが、裏布と間に綿をはさんで仕上げのパッチワークが出来上がるまではかなり時間がかかりそうです。 昨日はブログのコメントを書いている途中でパソコンが動かなくなりましたが、スマホで対処法を探して修復できました。その修復のことはまた新たに書こうと思います。 2020年の集英社文庫のナツイチで読みたいと思って買ってあった「琥珀の夢」を読みました。 これは上下巻でかなり長かったですが読みごたえがありました。 この本は2017年に刊行されていましたが、文庫本になったのは2020年でした。 解説を読んでいたら伊集院静さんは2020年の1月中旬にくも膜下出血で倒れ手術されたそうでした。 その後元気になられて今も執筆を続けられていて良かったです。 この小説は現在のサントリーの創業者、鳥井信治郎の物語です。 大阪船場の銭両替商の次男として生まれて、13歳で薬種問屋の丁稚奉公に入り、二十歳で独立して寿屋洋酒店を開業します。 その後苦労と失敗を繰り返しながら、赤玉ポートワインを創りあげ、日本初のウイスキーを作ります。 鳥井信治郎の伝記としても日本の洋酒の歴史としてもよく書かれています。 20歳で独立して自分のお店を持ったのはすごいと思います。 兄の喜蔵と母のこまの援助はありましたが、まだ日本では洋酒が輸入品しかなく珍しかった頃に洋酒を自分で作ろうとしたのには驚きました。 当時は珍しかった豪華客船に乗ったり、お金がかかるので社員にも心配されながらウイスキーを作ろうとしたりやりたいと思った事を実行してしまう熱意と行動力には圧倒されました。 日本のウイスキー作りは以前朝ドラの「マッサン」で見ましたが、場所を提供して設備を投資してお金を出したのは鳥井信治郎だったと知りました。 商人として売るだけでなく最初は日本人に受け入れられなかったワインやウイスキーを自分の鼻や舌を頼りにうまく調合して飲みやすいものにしようと研究を重ねていたのはすごいと思いました。 鳥井信治郎は幼い時から神社仏閣へのお参りと寄進を欠かさず、家族というものは血縁ばかりでなく、自分の会社の従業員も又家族と考えて大事にしたのは素晴らしいと思いました。 関東大震災の後も大阪から見舞金と救援物資をもって被災地の東京に駆けつけて得意先を回り、励ましたのにも心打たれました。 サントリーは太陽のサンと名字のトリイから付けられたことも知りました。 サントリーは信治郎が亡くなってからも子や孫に受け継がれて次はビールを研究しシェアを広げていっているのは素晴らしいと思います。長男が早くに亡くなったので次男の佐治敬三が後を継いだことがわかりました。 企業や経済、お酒にあまり関心のない私が読んでも感動することが多かったです。 興味のある方は是非読んでみてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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