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テーマ:お勧めの本(7403)
カテゴリ:読書
昨日のブログにコメントありがとうございました。
市内で使えるクーポン券が使えることで今まで行ったことがないお店にも行ってみたくなります。 最寄りの駅の近くにはあまりパン屋さんがありません。以前あったお店も無くなったりしています。 荷物が多い時にはなかなかパン屋さんに寄れないものです。駅ビルの中や駅の隣にも今まで何回か買ったことのあるパン屋さんがあるのですがそちらでは500円券が使えないです。 今回のパン屋さんは駅前ですがあまり人がいない側にあるので通り道でなく行きにくかったです。 あん生食パンは手ごろな値段で美味しかったと思います。コッペパンもいろいろあるようなので違う味も食べてみたいです。 私が元気でいないと母も余計に心配してしまうし、母の負担になるので先ずは自分のことを考えて穏やかにゆったりと生活したいと思います。 ブログの更新もあまりないと心配になりますが、毎日書こうと思わずに私も負担にならない程度に書きたい時に書こうと思います。 こちらも本屋さんが又減って隣の駅ビルの本屋さんしか近くには無くなってしまいました。 そのため本を買うのは大学病院の通院の時ぐらいで生協の宅配で頼むことが増えました。 この本は昨年本屋さんで目について買ってありました。 坂井希久子さんの本は初めて読みました。祥伝社文庫も初めて買いました。 この話は春日部市に住んでいるご夫婦の奥様杏子が癌の末期とわかったことから始まります。 最初杏子は虫垂炎だと思って手術をして退院したのですが、明後日病院について来て欲しいとご主人の廉太郎に頼みます。でも廉太郎は仕事のこともあってどうせ術後の経過観察だと決めつけて一緒に行きませんでした。 病院には長女に付き添って行ってもらい、手術の後調べたらがんだとわかり播種の状態でいろいろな所に飛び散っていてもう取れずもっても1年と言われたと話します。 廉太郎は東京の築地の国立病院なら治療法があるかもしれないと考えてセカンドオピニオンを受けますが、そこでも虫垂のがんでステー4で腫瘍細胞が腹腔内に散らばっていて粘液が貯留していて外科手術では完全除去できないし放射線治療も照射しても意味がないし、抗がん剤も効かないし日本では症例が少なく治療法がないと言われてしまいます。 杏子は緩和ケアしか望まず残された時間を出来るだけ楽しく過ごしたいと覚悟します。 その後腸閉塞になり入院して退院してからも好きなものが自由に食べられなくなってしまいます。 廉太郎は今まで仕事ばかりで家のことは何もしていなかったのですが、杏子の介護のために仕事を辞める決心をします。 その後杏子は廉太郎に洗濯の仕方や料理を教えたり、町内会の活動に一緒に参加したりします。 自分が亡くなった後も困らないように考えていきます。町内会に参加したことでお隣の男性とも知り合えて将棋をやるようになります。 二人でエンディングノートも書いて介護や延命治療についても考えます。 温泉旅行にも行きたいと予約をしますが当日になって杏子が体調が悪くなり緩和ケア病棟に入院します。 腹水が溜まっていたためとわかり、廉太郎は治まってからは家で介護することに決めます。 杏子はだんだん食べられなくなりトイレも行けなくなります。 最後の数日は父と娘たちで杏子のベッドを取り囲むように過ごしたのは良かったと思います。 末期がんになってからの杏子と家族の様子がとてもよく描かれていてこういう最期もいいなと思いました。 解説を読むと同感することが多くよくまとめてあると思います。そこで書かれていたのは、「終活は人生を総括し、その反省を踏まえて今後を考える事であり、それは単なる死の準備ではなく、今も幸福に生きるためにも必要だと気づかせてくれるのである。」 生きているうちに悔いのないように家族に感謝するのは大事だと思います。 家事を奥さん任せにしているうちの主人のような人にも読んでもらいたいなと思いました。 興味のある方は読んでみてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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