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テーマ:お勧めの本(7406)
カテゴリ:読書
昨日のブログにコメントありがとうございました。
暑かったですが無事に伯母さんの告別式に行けて良かったです。 最寄り駅まで主人が車で送ってくれたので助かりました。 式場にもタクシーで行けたので炎天下をあまり歩かずにすみました。 雨も大変ですが暑い時も行くのが大変です。 伯母さんは長女で一番長生きをして家で最期を迎えられて良かったです。 施設や病院に行くことは前日まで嫌だと医師に伝えていたそうです。 息子さん達も独身だし70歳を過ぎて持病を持っているので介護も大変だったと思いますがよく面倒をみたと思います。 今は家族葬が多くなり人数も少ない事が多いと思いますが、行くまでまさか4人だけとは思わなかったです。 静岡からお嫁に東京に出てきたのは二人だけでしたのでよく母も家に行ったり若い頃は旅行やお芝居を見に行ったりしていました。 私の家は途中で埼玉に引っ越したので以前よりは遠くなりましたが、それでも家まで一番近いです。 叔父さんもよく静岡から新幹線に乗って一人で出てきたなと思います。 今は畑仕事をするほど元気ですし、長男なので兄弟代表で頑張っていてすごいです。 無事に終わってホッとしました。 もう一人の芥川賞の受賞作、「荒地の家族」を読み終わっていました。 こちらの方は仙台在住の書店の店員さんの男性が書いています。 東日本大震災で変わってしまった男性のその後の生き方について書かれています。 荒地というのは東日本大震災の津波の後の荒地ではなく、平坦でない人生を例えるための土地のようです。 主人公の坂井祐治は東日本大震災の後造園業に転職し、最初の奥さんを病気で亡くし、再婚した女性にも去られてしまいました。 幼馴染の明夫も病気や不遇や密漁を誰にも言えず隠して最後には自殺してしまいます。 この小説で東日本大震災を経験した人の体験やその後の生き方や思いを文章に残したいと思ったようです。 同じような表現の繰り返しについてそれが説得力があるのでいいという意見と真正面から真面目に向かい過ぎだという批判があったようです。 荒地というのは震災後の荒涼とした海辺だけでなく心の中の悔しさや寂しさの表現でもあるのが素晴らしいと思います。 最後に現実に還り息子の笑い声で終わったのも、今後への生きる道への光が差したようで良かったと思います。 今回の芥川受賞作はどちらも普通の人の日常を描いているものでした。 私は荒地の家族の方が人には話せない心の奥底の感情や思いをうまく表現していると思いました。 気になる方は読んでみてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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