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テーマ:お勧めの本(7406)
カテゴリ:読書
昨日のブログにコメントありがとうございました。
昨日はパソコンが途中で止まってばかりいたので再起動を何回かしましたが、それでも思うように動かず使うのを諦めました。 今日は何とか使えるようになりました。 カーネーションの花は小さいし茎も細いですが次々咲いています。 うまく管理をして来年の春も咲かせたいです。 第169回芥川賞受賞作の「ハンチバック」を読み終わりました。 文藝春秋9月特別号を買ったので受賞者のインタビューや選評も一緒に読めました。 受賞者の市川紗央さんのことはテレビ番組のMrサンデーを見て知ってこの作品を読みたいと思いました。 「ハンチバック」の主人公は先天性ミオパチーという難病の女性で市川沙央さんも同じ病気で今まで難病や障害のある人が芥川賞を受賞していないことがわかって読書バリアフリーのことを訴えたくて書いたそうでした。 今まで障害のある人は出来ない事が多いしあまり表に出てこないイメージがありました。 この本を読むと思うように体は動けなくてもそのことで落ち込むことなく明るく出来ることをうまくやっていろいろ挑戦されている姿に心打たれました。 市川さんは14歳で人工呼吸器をつけるようになってからは学校生活からドロップアウトしたそうです。 自宅で学べる選択肢が存在せず独学するしかなかったそうでした。 本も紙の本は買うのも読むのも大変だったようですが、いろいろな本を読まれたのはすごいなと思います。 主人公にご自身の体験も重ねられていて今までに読んだことのない内容と表現が新鮮に感じられました。 「普通の人間の女のように子供を宿して中絶するのが私の夢です」という言葉が何回も出てきて印象に残りました。 そのためにお金を出して男の人に協力してもらいそれは命がけの行為でその後入院してしまうという話、そして最後の女子大生に託された思い、構成力もすごいなと感心しました。 当たり前のことが出来るありがたさを思い、健常者中心の社会についていろいろ考えさせられました。 気になる方は是非読んでみてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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