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テーマ:お勧めの本(7403)
カテゴリ:読書
20日のブログにコメントありがとうございました。
医療費を計算したら主人の方が思ったより多くて驚きました。 主人は少し悪いとすぐに病院に行く方です。内科と泌尿器科には定期的に行っています。 年と共にあちこち悪くなるものです。 多少医療費がかかっても骨粗鬆症の薬を飲んだり、歯科に定期的に行くのは予防のためにもいいのではと思います。消化器内科も定期的に通院して薬をもらっているので便秘になることもないし、腹痛で夜間に救急でお世話になることも無くなりました。他に病気が見つかっても普段行きつけの病院があると安心出来るものです。 母は一割負担ですし内科と眼科に定期的に通っているぐらいなので医療費は少ないです。 さらに世帯は別です。 雨は久しぶりにまとまって降りましたが、雪にならなくて良かったです。 水仙の茎も倒れましたが折れずにまた立ち上がりました。 小川糸さんの「とわの庭」を読み終わりました。 小川糸さんの小説は「らいおんのおやつ」を読んでから他にも読みたいと思っていました。 本屋さんで新潮文庫紅白本合戦という男女別の売れた本のベスト5というのを見つけてそのなかで女性3位に入ったこの本を読んでみようと思いました。 盲目の女の子とわが主人公です。 物語の初めは朝鳥の声で目が覚めたり木の香りで季節を感じる素敵なお庭の話でした。 とわは家からは出てはいけないと母親からは言われていましたが、このお庭の鳥の声を聞いて四季の木の変化を感じながら母と一緒にいるだけで幸せだと思っていました。 外とのつながりは週に一度荷物を届けてくれるオットさんだけでした。 とわが10歳の誕生日になった日に母親から買ってもらったワンピースを着て写真館で記念写真を撮りに初めて外に出ました。外のいろいろな音が怖くなって泣き出してしまいせっかく写真館に行ったのに写真が撮れないで帰りました。 その後母親が夜仕事に出かけるようになりしばらくして帰って来なくなりました。 しばらくはオットさんが必要な物を持ってきてくれたので食べ物などには困らなかったのですが、母親に外には出てはいけないと言われていたのでオットさんに母親が帰って来ないことが言えませんでした。 そのうちにオットさんも来なくなってしまい、一人で家の中で隠れて生活するようになりました。 目が見えないので時間の経過もわからなかったようです。 その後ごみ屋敷だと言われたり地震があったりしてさらに食べ物も無くなり、思い切って外に出て近所の人に助けられます。 その時いろいろ調べられて、母親が育児放棄をしてさらに上に兄が二人いたのに出世後まもなく殺されていたこともわかりました。出生届も出していなくて戸籍も無かったのですが、名前も十和子と付けてもらい児童養護施設で身のまわりのことが1人で出来るように教えてもらいます。 その後とわの庭に戻ってまた一人で生活を始めます。 近所の人と友達になったり、知り合った男性とひと夏の恋に落ちたり、盲導犬と一緒に住むようになって行動範囲も広がりました。 その後30歳になって写真館を訪ねて記念写真を撮りに行き10歳の時の様子も聞くことが出来ました。 途中でどうなってしまうのかと心配しながら読んでいましたが、いい人たちと巡り会うことが出来て新しい人生を踏み出すことが出来て良かったなと思いました。 目が見えないだけでも大変なのによく一人で頑張ったなと感心しました。 同じお庭でまた鳥の声を聞き木々で季節を感じながら幸せに暮らせるようになって良かったと思いました。 目が見えなくても戸籍が無くても生きていこうとするとわに夢や希望をもらい心もあったかくなりました。 気になる方は是非読んでみてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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