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テーマ:お勧めの本(7403)
カテゴリ:読書
昨日のブログにコメントありがとうございました。
パソコンの方が書きやすいですが、昨日もだんだんパソコンの調子が悪くなって長くは使えなかったです。 入院中に少し長い小説三冊を読み終わりました。上下巻のあるものを入れると四冊です。 ただし私は廊下側だったので、昼間電気を付けても暗いので目が悪くなると思って毎日少しずつしか読めませんでした。 最初に入院前から読んでいたこの「黄金の刻」を読みました。 これは新聞の広告で見つけて本屋さんで買ってありました。 本の帯にもドラマ化されると書いてあって、私が入院中に放送されたので録画してもらっていました。 退院してからさっそくドラマも見ました。 うまくまとめられてはいましたが、やはり本の方がずっと詳しくて感動しました。 時計のセイコーの創業者の15歳からの話です。 明治7年15歳の金太郎は東京の用品問屋「辻屋」で丁稚として働いていました。 その主の辻粂吉は金太郎の仕事ぶりや人格を高く評価して奉公の期間が終わってからも残って働いて娘と結婚して後継ぎにしたいと思っていました。 しかし、その好条件を断り時計商になりたいと申し出を断ります。 次に二つの時計店で時計の修理などを教わるために奉公しますが、そちらの主からも高評価を得てその後独立して時計修繕所を開業します。 最初はお客さんが来ないのですが、いろいろ工夫し繁盛するようになります。 その後火事になってお店が焼失しても又建て直します。 最初は時計の修理が主でしたが、外国から懐中時計を輸入してそこに彫刻して売ろうと考えて、職人を探し吉川鶴彦に出会います。 その後精工舎という工場を作って日本製の時計を作ります。 それから関東大震災で工場が焼けても又再建してそして昭和7年には服部時計店本店が銀座4丁目に完成します。 この服部金太郎の成功にはその人柄や実力だけでなく運や縁もあったと思いますが、この小説ではそれぞれの出会いについてもとても詳しく書かれていました。 同業者に反感を持たれたこともありましたが、ドラマではそのことが小説より強調されたように感じました。家族や従業員を大切にするのは素晴らしいと思いました。 ドラマでは少し簡単になっていたところもあり、ドラマだけ見ただけではわからないことも多かったと思います。 少し長かったですが、とても読みごたえがありました。 日本の時計の歴史についても知ることが出来て良かったです。 その時代にこれから時計が必要になると考えた服部金太郎は先見の明があると思いました。 興味のある方は是非読んでみてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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