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テーマ:お勧めの本(7403)
カテゴリ:読書
昨日のブログにコメントありがとうございました。
今年はキキョウの花数が多いです。 母が植え替えようと思っていながら忙しくて私が入院したのでそのままになっていたし、肥料もあげていなかったのによく咲いて良かったです。 千日紅は今年は種を蒔いても育ちませんでした。 何年か続いていたのですが残念です。 ちょうど夏の花の種蒔きの頃に私が2ヶ月も入院してしまったので、今年は花が少なくて寂しいですがキキョウはよく咲いて良かったです。 今年は私もいろいろな花の種を蒔いて育ててみたいと思っていたのですが、思うようにいかないものです。 来年はどうなるかわからないですが、母もだんだん庭のことは出来なくなると思いますので、今ある花だけであまり増やさないつもりです。 入院中に「風よ あらしよ」を読み終わっていました。上下巻で長くて読みごたえがありました。 先にドラマ化されたのを見ましたが、昨年のナツイチフェアで見つけて買ってありました。 明治28年に福岡県で生まれた伊藤野枝の一生が書かれています。 ドラマではよくわからなかったのですが、本を読んで伊藤野枝の思いの強さと激しさに感動しました。 社会運動のことや大杉栄さんのことについても詳しくわかりました。 野枝は貧しく不自由な生活からどうしたら抜け出せるか考えて、「絶対このままでは終わらん。」という信念と野心を持って叔父を頼って断られても何回も手紙を出し続けました。 それでついに上京して上野高等女学校に編入出来ました。 その後故郷で親や親戚が見合い話を勧め結婚を決められてしまうのですが、女学校の教師の辻潤とのであいをきっかけに結婚相手から逃げてしまいます。 その後思想の違いから辻潤とは別れて、今度は大杉栄に出会って一緒に住むようになりました。 自分がどうしても勉強がしたいと思うと無理なのがわかっていながらもいろいろな方法を考え自分の思う道を進んでいった伊藤野枝はその頃の女性にしては自己主張が強くすごいなと思いました。 子供もたくさん産んで女性らしい所もあるのだなと思いました。 貧しい生活を抜け出し自由を求める活動をしていたのに批判が厳しく弾圧されてしまったのは残念です。 関東大震災の後のデマによって弾圧が一層厳しくなり、最期は憲兵隊につかまって大杉栄と一緒に虐殺されてしまいました。 その無残な死に方の場面は読んでいて怖く悲しくなりました。 この本はとても感動的でしたが、読後はあまり気分が良くなかったです。 入院中に読むのには向いていなかったように思いました。 私はあまり歴史小説は読まないですが、その時代の思想や女性の生き方についてもわかって良かったと思います。 伊藤野枝については瀬戸内寂聴さんも書かれているようで、そちらの本も読んでみたくなりました。 興味のある方は読んでみてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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