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テーマ:お勧めの本(7403)
カテゴリ:読書
昨日のブログにコメントありがとうございました。
暑いと病院に行くのも面倒ですが、朝早く行ってそれほど待たなくて良かったです。 私の住んでいる所はスーパーも多いし、バスもあるのでまだ便利だと思います。 バスの本数は少し減りましたが、駅から重い荷物を持って暑い時に歩くのは大変なので助かります。 コロナの流行していた頃はプールのある公園も休みだったようでバスも空いていたのですが、昨年頃からまた再開したようです。 夏休みになるとお昼前後はプールに行く人が大勢乗ってバスが満員になります。 昨日は子供連れが多かったです。 バスは結構揺れるので走行中に動くと危ないです。バスの運転手さんは子供はまだ小さいので親に注意するように言っていました。8月中までバスは混みそうです。 「燕は戻ってこない」はNHKでドラマ化されていて、最初の3回くらいは入院中で見れませんでしたが退院後は毎週楽しみに見ました。 ドラマを見終わってから本を読みましたが、俳優さん達が演技がうまくてドラマだけでも十分楽しめました。 この小説はいろいろな問題が盛り込まれています。 特に代理母と不妊治療についていろいろ考えさせられました。 そして男女の子供に関する考え方の違いもよく表現されていると思いました。 小説でもドラマでも代理母を頼んだ夫婦草桶基と悠子と代理母の大石リキの妊娠出産後の心の変化についてよく描かれていたと思います。 日本では妻以外の女性の子宮を借りて出産してもらう代理母は認められていないのですが、ここでは子供の出来ない妻と離婚して代理母と結婚することにしています。 草桶基は有名なバレエダンサーで母親もバレリーナでどうしても自分の遺伝子を残したいと考えて、最初は不妊治療をするのですがうまくいかず、悠子は治療しても無理だと言われてしまいます。 そこで生殖医療を仲介している医療機関に相談します。 大石リキの方は北海道出身で東京に出てきて仕事を探すのですが、正規職員でやとってもらえず貧乏です。 同僚にいいバイトがあると誘われたのが卵子提供でした。 リキはお金が1千万もらえるなら代理母をしてもいいと交渉し成立します。 でもやはり止めればよかったかなと何回も心が動きます。 最初は妊娠しなかったのですが、数回後に双子を妊娠します。 妊娠して最初の頃はつわりがひどくて、途中で中絶したいとも考えます。 悠子はリキの相談に乗るのですが、自分はこの代理出産に直接関係がないのではと悩みます。 最初は基との出産までの仮の離婚だったのですが、だんだん心も離れていきます。 しかし、実際お腹の子が育ち生まれると基もリキも悠子も心が変化して、生まれた子が可愛くて育てたいという気持ちになります。生まれたのは双子の男女でした。 リキも最初はビジネスでお金をもらったら子供は渡そうと思っていたのですが、しばらく子供を育てていると気持ちが変わってきます。 リキは基との離婚は認めてサインしましたが、二人の子供に関する誓約書は最後に書き直してしまいます。 そして最後のリキの行動に驚きますが、素敵な終わり方だと思いました。 私は不妊治療は経験したことがないですが、子供が欲しいのに出来ない夫婦の苦悩がよく描かれていると思いました。 貧乏を抜け出したいからお金がもらえるならと女性が体を売る行為には賛成できないですが、そうせざるをえない厳しい生活を考える社会になって欲しいなと思います。 この本は第64回毎日芸術賞、第57回吉川英治文学賞の2賞を受賞しています。 少し長いですが、ぜひ興味のある方は読んでみてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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