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テーマ:お勧めの本(7403)
カテゴリ:読書
7日のブログにコメントありがとうございました。
近くにたくさんスーパーがあるのでそれぞれのお店で安い物が買えるのは便利です。 お米も在庫があるのを確認すると安心出来ます。 今は米農家が減っているし高齢化しているので、将来的にはお米が足りなくなるのではと心配になります。 農家も肥料など必要な経費も高くなっているので価格は上がっても仕方ないのかなと思います。 しかし、子育て世代などお米が高くなったら大変だなと思います。新米がたくさん出て少しは価格も下がって欲しいものです。 集英社文庫のなつイチフェアで佐々涼子さんの「エンド・オブ・ライフ」を見つけて買ってありました。 この本を読んでいた先週9月2日に56歳で脳腫瘍で亡くなられたと聞いて驚き残念に思いました。 まだお若いしもっとノンフェクション作品を書いて欲しかったです。 この本は京都の渡辺西賀茂診療所の在宅医療について書かれています。 実際に在宅医療を利用している患者さんを取材しているので、その様子がとてもよくわかりました。 そしてその診療所の訪問看護師の森山文則は自身がステージⅣのすい臓癌になり、佐々涼子さんは森山さんの死に対する向き合い方についても取材して書かれています。 佐々涼子さんには寝たきりの母がいてその介護を父親がしていて、その事についても詳しく書かれています。 末期がんの木谷重美さんという女性は家族と潮干狩りをしたいという思いから一時帰宅して体調がかなり悪くても家族と最期の思い出を作りに出かけます。 在宅医療にして緩和治療を受けている篠崎さんの家では森山が主宰してハープの演奏会をしました。 患者さんが亡くなった後遺族の方にも話を聞いていました。 在宅医療にして家で看取って後悔が無いというのはすごいなと思いました。 私は在宅医療は家族が大変だし病院の方が安心出来ていいように思っていました。 でも、この本に書かれている渡辺西賀茂診療所の医師や看護師や医療スタッフは家族や患者さんに寄り添って素晴らしく、こういう在宅医療なら考えてもいいかなと思うようにもなりました。 ずっと病院に入院しているより、家に帰って動けるうちには好きな人と好きな場所に行き、食べたいものを食べてやりたいことをやるのもいいのかなとも思えてきました。 あとがきで佐々涼子さんは在宅医療で出会った人を7年間取材してきたが、少なくない死を見てきても誰も死については本当はわからないということがわかったそうでした。 最後の瞬間まで誠実に生きようとすること、それが終末期を過ごす人たちが教えてくれた理想の「生き方」だと、彼らから「生」について学んだと書かれていました。 この本を読むと自分はどのように死を迎えるのか考えてしまいます。 佐々涼子さんはご自身が悪性の脳腫瘍になってしまったようですが、どのように死と向き合い過ごされたのかなと思います。 佐々涼子さんは他にも「エンジェルフライト」などのノンフェクション作品を書いていらっしゃいます。 今まで読んでなかったのですが、他の作品も読んでみたいです。 興味のある方は是非読んでみてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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