カテゴリ:アンチエイジングの為に
2回にわたり米ぬかの美肌効果の話をしました
でも、米ぬかには抗酸化(老化防止)作用もあるんですよ! 米ぬかは、玄米を白米に精米する過程で出てきます。 先週の「発掘!あるある大事典2」106回『全部わかった?!玄米・真の実力』でも玄米についてやっていましたが、 あるあるで放映された 「玄米パワー」⇒全部「米ぬか」に含まれる成分です!! 番組の解説では 血糖降下:フィチン酸が吸収される前の糖をくっつけ自分ごと排出。 肝機能改善:イノシトールは抗脂肪肝ビタミンとも呼ばれていて 肝臓の機能を改善。 脂肪分解:GABAが成長ホルモンの分泌を促進、 成長ホルモンが脂肪分解酵素を出して脂肪を分解。 ダイエット効果以外にも、便秘改善・肌水分量もアップ効果もあったとのこと。 (※「血糖降下」…フィチン酸にそんな作用ありましたっけ??) 【米ぬかに含まれるビタミン・ミネラル】 ビタミンB1 ビタミンB2 ビタミンB6 ナイアシン ビタミンE パントテン酸 カルシウム リン 鉄 カリウム マグネシウム マグネシウムが多いのがいいところ! 【米ぬかの抗酸化成分】 イノシトール、フィチン酸、フェルラ酸、γーオリザノール、ビタミンE 相乗的に働いて強力に活性酸素を退治すると言われています。 調べてみたらこれらの物質以外にも米ぬかには興味深い成分が沢山含まれています ●米ぬかに含まれるフェルラ酸はラジカル消去と活性酸素消去の 二つの作用を併せもつそうです。 強力な長波紫外線吸収能を生かして美白剤、サンスクリーン剤 等としても利用されています。 最近ではメラニン生成を強力に抑制する誘導体も発見され、 色素沈着にも効果が期待されています。 ●米ぬかにふくまれる食物繊維へミセルロースは体内に入った ダイオキシンを吸着し、大便と一緒に排出させる解毒効果が あることが分かってきました。 ●米ぬかヘミセルロースから得られる注目の成分「アラビノキシラン」 は免疫力を高め、がん細胞の増殖を抑制することが明らかになりつつ あるようです。(盛んに研究が行われています。) 調べれば調べるほどすごい米ぬかパワー 茶碗1杯の玄米ご飯に小さじ2~3杯の米ぬかが含まれるようですよ。 【米ぬかの食べ方】 テフロンのフライパンで3~5分カラいりしたものを、密閉容器に入れて冷蔵庫で保存。 1週間程度で使い切ります! 沢山ある場合はそのまま冷凍して、使う度にカラいりします。 私はサランラップで小分けにして冷凍してみましたが、冷凍してもサラサラで使えましたので、実は小分けの必要はありませんでした 私はヨーグルトに混ぜたり、牛乳にココアの要領で混ぜたり、パンに蜂蜜と混ぜて塗ったり、ごはんにフリカケ風に混ぜて食べています 米ぬかは新鮮なものを使いましょう! ******************************************************** 玄米&米ぬかで問題なのが (「あるある」ではなぜか何も言ってなかったけど) 「フィチン酸」がミネラル(特にカルシウム・亜鉛・鉄)の吸収を妨げる可能性がある という事なんです。 これは10年以上前から言われていること。専門家には周知の事実です。文献抄録(英語)はこちら それでも玄米に含まれるすばらしい成分は捨てがたいので、米ぬかを食事の合間に摂るとか、玄米食の時はミネラルを多めに摂るとか。玄米食に偏らないとか、気をつける必要があるかもしれません。 この対処方法(?)として登場したのが、 「発芽玄米」 玄米を発芽させると、フィチン酸によるミネラル吸収阻害が防げるとされ、注目を集めています。 玄米をちょっと発芽させた状態にするとフィチン酸とミネラルの結合をといてくれるというのです。(よってミネラルの吸収が阻害されない。) ご自分で発芽させるためには、玄米を水につけて一晩置くという方法があります。 時間短縮のためには「ヨーグルトメーカー」が便利なようです。 「発芽玄米」は救世主的存在?! ただし、まだミネラルの動態をみたヒトでのデータ(血中濃度など)は今のところなさそう?!です。(私の見落としかもしれませんが!) 発芽させた玄米も販売されています。 ↑有機JAS認定商品 です!! 「玄米」も「米ぬか」もできるだけ有機栽培のものを使いましょう!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 14, 2006 01:32:47 AM
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