カテゴリ:食の安全
会社の人が買ってきたアメリカ出張のお土産のクッキーの箱に「トランス脂肪酸 0g」の表示が。 さすがはトランス脂肪酸に厳しい米国!と思ったら、1食あたり0.5g以下だったら「Og」と表示できるんだとか。 遺伝子組み替え原料含有食品といい、何かそういうの、多いですね。 何かと遅れの目立つ日本のトランス脂肪酸対策ですが、今月のはじめの食安委、化学物質専門調査会の報告がWEBで公開されています。 これに伴い、トランス脂肪酸ファクトシートが更新される模様。 日本もアメリカのように、加工食品のトランス脂肪酸含有量の表示を義務付けてほしいものです。 ところで、著書「病気にならない生き方」で有名なS医師が、何やらトランス脂肪酸についてもまたいい加減な事を書いていたらしく、「日本マーガリン工業会」が反論しているのをみつけました。 実は私もわざわざ講演を聞きに行ったことがあり、TVにも時々出演されているこの著名な先生の言うことをそのまま鵜呑みにしちゃってる人も意外と多いのではないでしょうか? おっしゃっていることはおおよそ正しいのですが、誇張されていたり、時にちょっとした間違いがあります。(本に書くには検証不足でしょう。) たとえば、「トランス脂肪酸は心臓疾患の原因になる他、ガン、糖尿病などの健康被害をもたらしていることが報告されている。」と書かれてますが、今のところガンや糖尿病との関連性は弱いとされているのにといった具合です。 参考までに <トランス脂肪酸とは> マーガリンやショートニングや、これらを原料として製造される食品のほか反芻動物の乳や肉などに含まれる脂肪酸の一種です。 悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を増加させ、善玉コレステロール(HDLコレステロール)を減少させる働きがあるといわれています。 心臓病との関連性が認められているため、ケンタッキー・フライド・チキンでトランス脂肪酸を含む油の使用を中止するなど、 欧米で規制が進んでいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 12, 2007 10:59:29 PM
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