カテゴリ:食の安全
「ミートホープ」、白い恋人の「石屋製菓」と食の安全・安心に関する問題が多く発生しています。
雪印乳業の事件の時の「食品を扱う責任の重さを知れ」という社説が頭に残っていますが、教訓は生かされていないようです。 最近、食品関係で勉強することが多く、うのみにしていた愚かさを知るというか、本当にありえない話だと思ったことがあったので、備忘録程度に書いておきます。 ●まず、BSE問題。 知ってる人も多いと思いますし、今頃話題にしても面白くはないのですが、2001年10月の日本でのBSE発生前に「SCC」というEFSAの前進機関が日本をGBR(BSEリスク)レベル3「可能性は大きいが確認されていない、あるいは低いレベルで確認されている」と評価したのに、日本はこれを拒否した。 日本のBSEは発生するべくして発生した。 海外ではそう認識されていた。知らなかったのは日本国民だけ。 話を聞いて本当?と耳を疑って検索したら・・ありました。 日本への肉骨粉飼料輸出問題とSSCのGBRレベル3問題 1996年まで肉骨粉を輸入してたのですから、BSEが発生してもおかしくなかったのですね。 ●次にメチル水銀 2000年にWHOが水銀摂取の安全基準を見直し(妊婦の基準の見直し)を図ったとき、日本は水俣病訴訟に影響が懸念されることを理由に、新基準を批判する草案を作ったのだとか。 ありえない・・。 水俣病の認定・責任問題も、最高裁までいって原告勝訴だったのだから解決したものと思っていたら、国が最高裁の判断に従わないんだとか。。 水俣病認定はチッソの賠償負担を考慮して人数を絞っていたんだとか。 医学的に見てどれだけの人がメチル水銀中毒にかかったのか、賠償や裁判の問題でなく、疫学的な記録も必要と思います。 認定問題でもめた結果、何か大事なことが置き去りにされていそうな気がします。 こじれにこじれてどうしようもないのでしょうか? 水俣病関係の本を読むと、誰にでも善悪の明らかな問題です。 なのに問題がいつまでも解決されずに残っているのはなぜでしょうか。 原告側の本を読むことが多いので、国側の本音も聞きたい気がします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 26, 2007 06:57:44 AM
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