|
テーマ:家を建てたい!(9923)
カテゴリ:解説
土地の価額を評価するものに「不動産鑑定評価額」なるものがある。
なんだかありがたそうな価額であるが、実は一番いい加減だ。 不動産鑑定士が売買実績や、資産評価や、収益還元法などを用いてそれらしい評価を出す。 しかし、売買実績は過去のものだし、資産評価はほとんどの場合路線価からはじくだけだし、 収益還元法に至っては工業簿記の原価計算士が編み出した学者先生の理論数値である。 実際額とは全然かみ合っていないし、収益が実際のものかどうかも不明だ。 しかも、この三つの額がどのような配分で土地評価に影響するのかは、 不動産鑑定士の匙加減ひとつである。 実際のところ、「先生、このくらいの額で評価額を出してください。」と言えば、 その通りになってしまうのが実情である。 不動産鑑定士も商売なのだから、クライアントの意見は無碍にはできない。 だから、不動産鑑定評価額ほどいいかげんな価額はないのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[解説] カテゴリの最新記事
|