義母は米寿の88才を過ぎても、五島新上五島町榎津郷で独り暮らしをしていましたが、89才の時に腰骨を圧迫骨折して立ち居振る舞いが出来なくなりましたので、多摩市の我が家にて暮らして貰うことにしたのです。
それでも、床置きの便座を使って頂き何とか元気に暮らしていたのですが、或る時意識不明となってお漏らしもしていましたので、急遽近くの多摩丘陵病院に入院したのですが、明確な意識が戻ること無く、1995年8月に眠る様に90才の大往生となりました。
葬式は団地内の管理事務所を借りて行い、遺骨は家内と義次兄で運んで貰って、五島榎津郷にある菩提寺の一等地にある大きな墓所に埋葬することになりました。
その五島での暮らしを油彩にして残して置きたいと、榎津郷城山から蛤浜を観る景色を残すことに致しました。
白砂青松の蛤浜は日本の海浜百選に選ばれる浜で、夏には島外から多くの家族連れが訪れて賑わうのです。
私達家族も家内の実家に逗留して、遠浅の浜で子供達を海水浴させたものでした!