春夜宴桃李園序(李白)
夫天地者萬物之逆旅、(それてんちはばんぶつのげきりょにして)
光陰者百代之過客。(こういんはひゃくだいのかかくなり)
而浮生若夢、(しこうしてふせいはゆめのごとし)
爲歡幾何。(かんをなすこといくばくぞ)
奥の細道(芭蕉)
月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人也。(つきひははくたいのかかくにして、ゆきこうとしもまたたびびとなり)
李白の詩には、空しい心の中だからこそ、現世を明るく前向きに生きようという意識が見えますが、芭蕉の文章には、無常感がただよっていて、ただ虚ろに生きているような気がします。