新上五島町有川湾の入り口に頭ヶ島と髑髏島が見えています。
その昔、遺体が流れて来たのですが、胴体は頭ヶ島に、頭部が小さな島に流れ着いたことで髑髏島と呼ばれているのです。
頭ヶ島には、キリスト教文化遺跡としての世界遺産の中核となる、砂岩の友住石で建立されて頭ヶ島教会があります。
新上五島町の空港は中通島の離島である頭ヶ島に橋を掛けて設営されましたが、長崎航空の運航で、福岡空港往復2便、長崎空港往復5便と便利な交通手段だったのですが、6人乗りで満席となる小さな飛行機ですので、運営が難しかった様でした。
長崎空港からは所要時間30分に過ぎませんが、空港から直近の有川地区迄20分以上掛かりタクシー料金も3000円以上しましたので、地の利も良くなく、長崎大波止から高速船就航で、尚一層利用客が減ってしまい、運行会社は長崎航空からオリエンタルエアブリッジ(ORC)に引き継がれ、福岡空港線廃止、長崎空港往復2便だけに絞って運行して来たのですが、劣勢は明らかで閉鎖は時間の問題と思っていました。
長崎からでも佐世保からでも高速船90分で有川地区に着きますので、その高速船就航で航空便の使命は終えてしまったのです。