今日は菊の節句の日ですので、仏壇の供花として小菊を購入して来ました。
重陽は五節句の一つで、9月9日のこと。中国、香港、マカオ、台湾、ベトナムにおいて伝統的な祝日であり、後漢(西暦25年)以前の文献で確認されている。日本では旧暦では菊が咲く季節であることから菊の節句とも呼ばれる。
陰陽思想では奇数は陽の数であり、陽数の極である9が重なる日であることから「重陽」と呼ばれる。奇数の重なる月日は陽の気が強すぎるため不吉とされ、それを払う行事として節句が行なわれていたが、九は一桁の数のうち最大の「陽」であり、特に負担の大きい節句と考えられていた。後、陽の重なりを吉祥とする考えに転じ、祝い事となったものである。
1月1日は元旦、3月3日は桃の節句、5月5日は端午の節句、7月7日は七夕の節句として、祝われていますが、9月9日の重陽の節句は祝われることは廃れてしまいました。