10月30日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米大統領選を来週に控え、安全資産としての金の需要が高まり、5営業日続伸した。中心限月12月物の清算値は、前日比19.70ドル(0.71%)高の2800.80ドル/オンスと、2日連続で史上最高値を更新した。
日本でも対応して金価格は上昇していて、円安の影響もあって遂に1万5000円/グラムを突破しました。
11月5日の米大統領選の投開票まで1週間を切る中、各種世論調査によると、民主党候補ハリス副大統領と共和党候補トランプ前大統領の支持率は拮抗(きっこう)している。
トランプ氏が当選すれば、インフレが再燃するとの観測も浮上。地政学リスクとしては、ウクライナ情勢の悪化を巡る警戒感が根強い。金融市場を取り巻く不確実性が強まる中、投資家は資金の安全な逃避先として金の買いを継続。相場は徐々にレンジを切り上げ、取引終盤に2800ドルの大台に乗せた。