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カテゴリ:kisara の思うこと
お盆の14日あのくそ暑い日に、高崎観音を見に行ったわけですが、 前日、親戚のおばさんから「そこへいくのなら、近くに洞窟観音という洞窟の中に観音様がいくつもいくつも置いてあるところがあるから、行ってみるといい」といわれました。大して期待もしていなかったのですが、高崎観音の駐車場に地味だけれど案内版もあることだしせっかくここまできたんだからということで、行って来ました。 ほどなく、併設の山徳記念館、徳明園共同の駐車場へ到着。 世間は、お盆休みなわけだから観光客が一人くらいいてもいいのに誰もいない。 車が1台あるだけ。たぶんここの管理人さんのものだろう。 駐車場のどん詰まりにぽつんと、洞窟観音の入り口が見える。その一番近くに車を止める。 入り口の向かって左隣に昔はそこが、入館受付け場だったらしき部屋?がある。岩をくりぬいて昭和30年代の洋館にあるような、モダンな装飾のドアがついていた。それほど朽ちてはいないが、鎖が下がっていて「立ち入り禁止」の札がかけてあった。中が崩れちゃったのかな? 反対側に入館受付けがあり、大人800円子ども(中学生以下)400円の金額に、ちょっと高め~と思いながら受付を済ませる。 受付には、ひげを伸ばしたおじいさんともまだおじさんとも言えるような、不思議な管理人さん。大声で呼ばないと、でてこなかった。 洞窟観音は、その入り口から全てセメントで塗り固めてあった。崩落を防ぐためと思われる。 ひんやりとした内には、右、左に観音様が祭られている。 西国三番という如意輪観音、十一面観音、千手観音、までは知っていたが、 坂東三十三変化観音といわれる聞いたこともないような、名前の観音様がそれこそ三十三連なる。 「揚柳観音」「竜頭観音」「持経観音」とかね。それぞれのお役目はある。説明版はあったが、読んでいる時間はない。トリ君とお父さんがどんどん進んじゃうから。 涼しいねぇ~。洞窟の中は。何でこんなすずしいところに誰も来ないのだろうか。 涼しいだけでなく、なんだかこの聞いたこともないお名前の観音様を拝見していると 気持ちまで安らいできます。 自分の信じる観音さまっておこがましくも作っちゃってもいいのかな? 仏教とは、意外と自由な発想を取り入れて親しみやすい感じがする いや、日本人が自分たちのあったものに根本はそのまま仏教を作り変えていったのかも、、。 さすが、、。 一番奥にたどりつくと、そこは幽玄の世界でした。主人は、「死後の世界」とか言っていましたけれど。 滝を模した渓谷に、7体の観音様が安置されている。岩の突き出たところにそれぞれ、置かれ、威厳を発しておられました。 その光景が目に入るなり、うっ と一瞬引いてしまう。 地下の世界では、こんなに静かで荘厳なのです。 地上の暑さや煩雑さとは、別世界。 それなのに誰も来ない、というのが不思議。 小1時間ほど、洞窟を出て記念館やら庭園を見て回りましたが その間、私たち家族と管理人さん以外の人を見かけることは、ありませんでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/08/19 11:42:10 AM
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