登るアラ還！　～美しい自然を求めて～

７月３１日、募集登山で登った田尾山(548ｍ)を今回、単独で登ってみることにしました。
　自宅から車で10分ぐらいの所に、洋ラン事業を営んでいる河野メリクロンがあります。洋ラン「シンビジウム」の育種と種苗生産で世界的規模を誇っており、県内の主要な観光施設でもあります。
　その事業所沿いの車道を抜けて登山口へ向かいます。

(洋ランの展示施設「あんみつ館」･･･あの育毛剤「蘭夢」もここで販売されています)

　河野メリクロン本社ビル越しに田尾山が見えます。


　前回は、麓のデ・レィケ公園から車道を歩いて登りましたが、今回は３合目あたりの登山口まで車でいきます。

　洋ランの育苗施設がある近くに登山口があります。
　前回の登山で記憶に新しいところです。道路脇の空地に駐車して登山開始です。


　今日は、私か最初だったのか?登山道は蜘蛛の巣だらけです。ストックで払い除けながら進みます。
　１０分も歩くと汗ばんできました。その汗を感じ取ったのか、次に現れたのはアブです。以前、高越山ではシャツの上から刺されたことがありました。これもタオルで払いながら･･･蜘蛛の巣とアブとの戦いは山頂近くまで続きました。

(山頂へ続く登山道･･･この日は曇り気味、暑さは幾分和らぎました)


(前回、設置された表示板が残されています)

　登山道沿いには 高越山にもある山野草が目に付きます。

　歩き出して４５分、山頂に到着。
　山頂にある「美村が丘」の施設、この日は平日、朝９時なので、誰もいないのかと思いながら食堂に近づくと店内で女性の姿が見えます。


　女性は経営者の奥様、聞くとここは年中無休だそうで今日は明治大学からインターンシップで来た学生１５名が昼食に訪れるとのこと、楽しそうに話してくれました。
　ほかに２名の女性スタッフがいて、今からティータイムなので一緒にどうぞと声をかけられ、甘えることにしました。

　田尾山の頂上(548ｍ/三角点無し)は、前回も触れましたが、この施設の南側に広がる茶畑の真ん中あたりに位置するとのことです。
　今回の登山に際して、事前に地理院の地図を見ていると、この施設から1.5ｋｍほど北側に三角点のある標高地点(614.9ｍ)があります。
　そこへ行ってみることにしました。車道を歩いて向かいます。

(田尾地区には民家が点在していました。その奥に見える山が目的地です。)　

　20分ほど歩いた所で交差点にぶつかりました。方向的には左ですが、（有）ミマコンポストの事業所があるようです。そしてその方向には関係者以外立ち入り禁止の看板が･･･。


　なにをしている事業所なのかわかりませんが三角点に向かって進んでいくと･･･
　道路のつきあたりにその事業所がありました。
　手前には守衛室があるようです。道路からはこの施設以外へ抜ける道は見当たりません。
　施設からは稼働している音が耳に入ります。何をしている事業所なのか?気にはなりましたが、立入禁止ということなので三角点へ行くのは諦めて引き返すことにしました。

(事業所)

　引き返して再び、美村が丘へ･･･さきほどの奥様の話では、この南側の展望台からは、天気のいい日は徳島の主要な山々が全て見渡せるそうです。
　今日は、少し曇り空ですが、その展望台に立ってみました。
　その見晴らしの良い辺りにはコテージが４棟ほど建っています。


　やはり今日は雲が広がっていて遠望は良くありません。
　コテージ脇のピンクの花が癒してくれました。

　
　下方に目を向けると我が町が見渡せます。目を凝らして見ていると我が家も見えました。

（我が家の一帯、　中央上:徳島道　脇町インター）

　約２時間の山頂での滞在、食堂での山好きな奥様との会話、山頂一帯でのぶらぶら歩き、三角点こそ行けませんでしたが、なんとなく充実した山歩きになりました。
　なお、あの事業所は後で友人に聞くと肥料工場とのことでした。