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カテゴリ:登山
(続き)
涸沢小屋の朝食は5時から、4時頃から部屋のあちこちでゴソゴソと物音が聞こえてきました。 深夜、激しい風雨の音で目が覚めました。 4時時点では風は幾分おさまったようですが、外は相変わらず大雨の状態です。 ガイドの小川さんから奥穂高岳登頂は無理との判断が下されました。残念です。 (午前6時の時点、相変わらず雨が降り続いています。) 涸沢小屋で9時まで待機です。 というのはこの日の宿「横尾山荘」は、午後1時まで入館ができないのです。 無念の思いを抱きながら、9時過ぎに下山を開始しました。 涸沢カールは雲霧で霞んでいます。(手前は涸沢ヒュッテ) 涸沢ヒュッテ前で集合写真。雨は少し小降りになってきました。 霧雨の中を下山していきます。 涸沢小屋から約2時間、本谷橋まで下りてきました。横尾谷は雨で増水、慎重に渡ります。 この頃(11:30)になると雨はほとんど止みました。皮肉なものです。 この河原で昼食休憩・・・ 右手の屏風岩を眺めながら横尾を目指します。 午後1時、横尾山荘に到着。山荘前で記念に一枚。 夕食(17時)まで、時間はたっぷりあります。 衣類の乾燥処置などして入浴、談話室でビール、いつものパターンです。 幸いTVでゴルフ日本女子オープンの生中継があったので私にとっては良い時間つぶしになりました。 参加者の何人かは槍見河原の方へ散策に行った人達もいました。 部屋は2段ベッドの寝室が割り当てられました。 --------------------------------------- 翌朝は晴天、宿の斜め向かいにそびえる前穂高岳(3090m)の雄姿、素晴らしい眺めです。 添乗員から、「上高地バスターミナルへ10時までに来てください」との周知がありました。 横尾山荘からは自由行動、各自で下山です。 5時過ぎに食事をして、気ままに約3時間の行程を一人旅で楽しみました。 以下、その道中で出会った山草です。(一人なので気兼ねなく写真が撮れます) 🌸ヤマハッカ(山薄荷/シソ科) 🌸ヤマハハコ(山母子/キク科) 🌸シラネセンキュウ(白根川芎/シソ科) 🌸フジアザミ(富士薊/キク科) 🌸シロヨメナ(白嫁菜/キク科) *花の名前、あまり自信がありません。間違っていたら指摘ください。 そして再び上高地へ・・・ その後、平湯温泉で入った露天風呂からは飛騨の名峰、傘ヶ岳(2898m)が望めました。 最終日は、秋晴れに恵まれた一日になりました。 今回の第一の目的は奥穂高岳への登頂でしたが、残念ながら悪天候で叶いませんでした。 山小屋へビールを飲みに行った! そんな印象が残った山旅になりました。 「来年も計画するので再度の挑戦を」と、添乗員から帰りの車中で呼びかけられましたが・・・ 雨天でも決行する、というツアー登山の宿命・・・複雑な思いで帰路につきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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