登るアラ還！　～美しい自然を求めて～

　自宅から北側を見ると、子供のころから見慣れている里山風景があります。
　その中間に見える山が台ヶ丸山(695m)です。
　10数年前、登山を始めて間もない頃に一度だけ行った記憶があります。
　その時に初めてこの山が台ヶ丸山(だいがまるやま)という名前を知りました。

　記憶を辿って久しぶりに登ってみることにしました。
　７日午前８時、家内のワゴンRを借りて国道193号線を北上します。

(途中の信号停車時に撮影した台ヶ丸山)

　自宅から約１０分、落合の信号交差点を右折、市道へと入って行きます。
　さらに５分程走った所の椚野地区から左折、いよいよ山へ登る道路へと入って行きます。
　この山の中腹には阿串集落があります。集落の間を縫うように狭い道路が山頂へと延びています。

　前回行った時の記憶が定かではありませんが、分岐にこのような表示があるので安心です。


　実はこの山も山頂まで林道が延びていて車で行くことも可能です。山頂には神社があるのです。
　前回は頂上まで車で行きましたが、今回は途中から歩くことにしました。

　途中々停車して、持参した地理院地図を見ながら駐車位置を考えます。
　行程の約半分のところ･･･尾根道にさしかかった辺りの空地に駐車し、ここから林道を歩きます。




　林道沿いには、NHK伝送路埋設経路という看板が所々に立てられているので安心感があります。
　ゆっくり歩いて約３０分、そのNHKの電波塔までやってきました。林道はここから左へカーブしていきます。

(NHK電波塔)

　電波塔から約１０分、目の前に大きな石の鳥居が現れました。
　前回の記憶が蘇ってきました。山頂はもう直ぐです。


　鳥居をくぐって少し登ると林道を挟んで真っすぐな石段が見えてきました。


　歩き出して４５分、石段を登り切ったところが頂上です。
　左王神社がありました。



(神社の左手広場の真ん中にある４等三角点の標石)

　山頂は、周囲が樹木に囲われて展望はありません。
　下の写真は、登山道中に南東が開けた場所からの展望です。右奥が剣山、左は高越山。
　左手前、山上のビニールハウスのように見える建物は宗教施設「八百萬神之御殿」･･･春にはこの山頂に約8000本の桜が咲き誇ります。県下一の桜の名所です。


　低山ではありましたが、高越山とはまた違った趣のある山歩きになりました。