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カテゴリ:登山
大滝山(標高946m)は、お隣の香川県との県境にある山です。
頂上近くに西照神社と大滝寺があり、昔から厄よけの神を祭るといわれています。 山頂近くまで車道が通じており、過去に車では何度か訪れた事がありました。 かつて多くの参拝客が訪れた頃の参拝道があることを知り、いつかは登ってみたいと思っていました。 今回、それが実現。 その登山道を知り尽くしている先輩のTNさんに連れて行ってもらうことになりました。 登山口は、我が家から北へ車で約30分、広棚地区にあります。 その近くには観光名所として定着した芝桜の里があります。地元の女性姉妹が栽培・管理しており、数年前に緑化推進運動功労者として内閣総理大臣賞を受賞されています。 登山口の近くなので観賞させてもらいました。芝桜はまだ5分咲きでしたが、周りの桜は満開です。 10時、登山口を出発・・・ 登山口近くには丁石が立てられています。昔の参拝道の名残を感じます。山頂のお寺まで二十一丁(約2.3km)ということのようです。 ゆるやかな勾配の歩きやすい登山道が続きます。満開の桜が心地よいです。 登山道沿いのミツマタも満開でした。 その登山道沿いには写真のような古びた休憩小屋が4カ所ありました。 かつての参拝客のために設置されたそうです。 歩き始めて50分、登山口の丁石の距離からすると1時間もあれば山頂までたどり着けると思っていたのですが、なかなか到着しません。 しばらく歩いていると舗装道路になり、巨大なビニールハウスが現れました。洋ラン事業者の育苗施設でした。 育苗施設を横目に緩やかな坂を上っていくと、ようやく西照神社の看板が見えてきました。 登山口から1時間30分経過、山頂近くにある西照神社に到着です。 日曜日のせいか、駐車場には3~4台の車が停まっていて、数組の参拝客に出会いました。 参拝がてら境内を散策した後、休憩所で昼食をとり下山することにしました。 下山は、神社のすぐ下の道路脇のガードレールが途切れた所から下りていくとのこと、普段は誰も通らないような廃道のような山道です。TNさんに従ってついていきます。 下山早々、枯れた竹等で山道が覆われ荒れ放題になっていました。避けながら慎重に下っていくと少しましな道に出ました。 (少しましになった道を先導するTNさん) 30分ほど歩いたところで、往路に合流、無事に下山することができました。 さて、今回の目的は、この時期に咲く山野草を観察するためでもありました。 貴重な二種類に出会いました。 🌸オウレン(黄連/キンポウゲ科) 🌸シロバナショウジョウバカマ(白花猩々袴/ユリ科) シロバナショウジョウバカマは、3~4年前に高越山で発見しましたが、それ以降、見かけなくなって残念な思いをしていただけに、今回、大滝山で出会えて嬉しい気分になりました。 TNさんの案内で可憐なオウレンを見るのも初めて・・・今回は収穫の多い山歩きとなりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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