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カテゴリ:登山
毎年5月の第2日曜日は、高越寺の錫杖祭。
住職、行者、信者等によって護摩焚き、火渡りの祭事が行われます。 今回は、2~3年前から腰痛で登山から遠ざかってた家内も同行、気になっている花を見たいとの事です。そんな訳で地蔵平まで車で行くことにしました。歩く距離の最短ルートです。 その車道ルート沿いにある船窪高原(標高1000m)はオンツツジ群落の名所、その開花状況も気になっていました。 午前9時30分船窪高原に到着、昨年は12日に満開になっていました。やはり今年は開花が遅れているようです。 (船窪高原のオンツツジ群落、左奥は高越山) まだまだこんな状況です。 船窪高原をあとにして車道終点、地蔵平の駐車場へ。 錫杖祭のせいか駐車場はほぼ満車です。 高越寺へは駐車場から約1キロ、歩いて20分の行程です。 10時40分、高越寺到着、山門近くで祈願の受付が始まっていました。 私も護摩木に願い事を書いてお供えしました。ちなみに「護摩」というのは、サンスクリット語で「物を焼く」という意味があるそうです。 11時、住職、行者により本堂前で祭事が始まりました 護摩焚きの前に住職から読経が・・・女性の住職さんは3年前に遭難で亡くなった元住職の奥様です。 桧の葉に覆われた櫓に火が付けられます。 この後、願い事が書かれた護摩木が投げ入れられました。 燃え尽きた後、この場所で火渡りの儀式が始まります。くすぶっている燃えカス上を裸足で歩きます。 私も昨年は参加しました。かなり勇気がいりました。 火渡りの儀式で錫杖祭は終了。境内のベンチで持参したおにぎり弁当を食べて休憩します。 さて、いよいよ気になっていた花の場所へ向かいます。 先ずは、ヤマシャクヤクの群生地へ、タイミングが良かったです。ちょうど満開でした。 庭の芍薬とはまた違う、希少さが故の美しさ、白い花弁に黄色の葯がよく目立ちます。 ただ2~3日で散る短命花でもあります。 🌸ヤマシャクヤク(山芍薬/ボタン科) 気になる花は他にもあります。 ヤマブキソウ(山吹草/ケシ科) イチリンソウ(一輪草/キンポウゲ科) シャクナゲ(石楠花/ツツジ科)も開花していました。 この日は5月14日(日)この時期は、例年ではオンツツジが満開に、その他の花は終りになっていますが、桜の開花と同様、今年は高越山の花も概ね1週間遅れ、そのため今回のような現象になりました。 気になる花も想定していた1週間遅れの開花でしたが、期待通りの開花に家内も満足したようでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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