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カテゴリ:登山
「最後まで残った空海の道」と称して今年も11番藤井寺から12番焼山寺までの遍路道を歩くイベントが吉野川市~神山町で開催されました。
7年前まで3回参加しましたが暫く途絶えていました。 今回、元職場の同僚Kさんに誘われて久々に参加することになりました。しかしそのKさんは直前になって体調不良のため不参加、単独行になりました。 午前7時30分、出発地点の藤井寺へ到着、受付でピンクのリボンと通過チェックカードが手渡されます。 リボンはイベント参加の証として左肩にピン止め、チェックカードは行程途中のチェックポイントで渡します。 主催者によると500人を超える参加者があったそうです。 (藤井寺の本堂前、参加者で賑わっています) 私は札所巡り用の納経帳を持参、納経所でご記入・朱印をいただきました。 8時15分、出発式が始まりました。主催者等の挨拶に続いて注意事項などが説明されます。 メインのコースは、藤井寺から焼山寺までの12.3km、アップダウンが続く厳しい遍路道です。 今回はコースタイムを更新したいという気持ちもありました。以前はタイムを気にせずに家内や友人たちとおしゃべりしながら歩いたので常に5時間台でした。 8時30分、スタートの合図とともに先頭集団から歩き出しました。 私も先頭から20人ぐらい後をついていきます。しばらく急坂が続きます。 先導を務める主催者の人達はさすがに健脚揃いです。なかなかついていけません。 (先導者に続く先頭グループ) 歩き出して約1時間、最初のチェックポイントに着きました。長戸庵という休憩所です。 お茶のお接待がありました。紙コップに一杯いただいてすぐに通過します。 そして次のチェックポイント柳水庵へ、ここでは嬉しい飴湯のお接待がありました。 (柳水庵での飴湯のお接待) タイムを気にしているのでゆっくりはしていられません。飴湯をいただいたらすぐに出発です。 しかし、参道沿いに咲く山野草を観察するのも楽しみの一つです。フタリシズカ(二人静/センリョウ科)に出会いました。白い二本の穂が特徴です。 ここから「へんろころがし」と言われる難所です。急な坂道が続きます。 上り詰めた所が第3のチェックポイント、一本杉庵(標高745m)、遍路道の最高地点です。 (上り詰めた所にある一本杉) ここでも冷たいお茶でお接待がありました。小休止して持参した羊羹と豆菓子で疲労を回復させます。 (一本杉庵でのお接待の様子) 時間は11時、2時間半経過。いよいよ、残すは3分の1弱、一気に焼山寺を目指します。 この後、最高地点から標高400m辺りまで下ります。そこから再び登り坂、焼山寺山への遍路道です。 (標高400mぐらい下って来た辺り) スタートから3時間、最後の登りにさしかかりました。再びのへんろころがしはキツイです。 かなり足にきています。へんろころがしから歩くこと40分、ついに焼山寺(標高700m)に到着しました。 (山門に続く石段) チェックポイントでカードを渡して、いよいよ本堂へ。 (通過チェックカード) スタートから3時間40分は、私にとってはこれまでの最高タイムになりました。 本堂で参拝、もう一つの目的、納経帳にご記入・朱印をいただきます。 (焼山寺本堂) このウォークイベント、最後はバスで出発地点まで送迎してくれます。 バス乗り場がある鍋岩まで3.3km、下りの連続ですがこの間も歩きです。 その下山途中、珍しい山野草に出会いました。ギンラン(銀蘭/ラン科)です。 白い花が爽やかです。気分が癒されます。 13時15分、バス乗り場に到着、すでに5~60人の人達がバスに乗り込んでいました。 (最終地点のバス乗り場、横断幕が出迎えてくれました。) バス乗り場が最後のチェックポイント、完走記念に近隣の温泉施設の無料チケット(7か所)をいただきました。 バス送迎後、早速、御所の郷温泉へ直行、心身の疲れを癒して帰路につきました。 これからも時々参加して、体力測定を兼て楽しみたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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