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カテゴリ:登山
国見山(1409m)は愛媛県との県境、四国のへそにあたる場所にあります。
頂上からの展望は抜群で、名前の通り四国の主要な高峰が望める山です。 登山口へは吉野川上流域の「小歩危・大歩危」という景勝地沿いの国道を進みます。 吉野川上流域は、日本一の激流を誇り、世界に数あるラフティングスポットの中でもトップレベルの激流と言われています。 先月、ここで世界から80チームの選手が訪れラフティングの世界大会が行われました。 国道沿いにはモンベル店があります。 午前8時半、標高1000mの登山口に到着。一台の先客がありました。 この時点では晴れ間が見えて、快適な登山になるはずでしたが・・・。 登山口近くの紅葉。 しばらくは雑木林を進み、防火線と呼ばれる広い山道を進みます。 この辺りから、ぽつぽつと小雨が降ってきました。予想外です。 ここから1370m標高点まで広い防火線の急坂が続きます。 この途中で、高知県から来たという男女3人組に出会いました。 女性2人は予想外の雨に戸惑い気味、カッパを着用していました。 標高点を過ぎるとなだらかな登山道になります。周囲は霧雨に覆われてきました。 天気予報ではこんなはずではなかったのですが・・・小雨が止みそうにありません。私もしかたなくカッパを着用、落ち葉を踏みしめながら先を急ぎます。 登山口から約1時間、山頂直下の国見神社を通過。 9時35分山頂到着。 雲霧で周囲は真っ白、視界はありません。大展望を期待していただけに絶望感は大です。 写真だけ撮って、早々に往路を下山します。 登る途中で追い越した高知県の登山者、下山途中で出会うのかと思いきや、出会うことなく登山口に着きました。車も無くなっていました。どうやらこの天候不良で引き返したようです。 帰路は、祖谷渓の景色を観ながら県道を走ります。 祖谷渓谷の名物「小便小僧」、切り立った断崖に設置されています。 下を覗くと足がすくんでしまいます。 祖谷渓の景色 この頃になって天候が回復、上空に青空が広がってきました。 たまにはこんな日もあるのかと、気を取り直して帰途につきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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