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奇譚報道blog

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2007年09月04日
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カテゴリ:小説
コミケよりハードな日々でした。
何がハードって、脳ですよ。
身体はまぁ、何とかなりましたが、頭脳が物凄い勢いで回さなくてはならないので、いささか疲労気味。
物凄い量の情報を、無理やり詰めこんだ感じです。

最終日も行きましたよ。
ファンジンアレイのお片づけです。エンディング・オープニング共に参加してない私。
高校の文化祭でも、部室にばっくれて、開催式典とか行かなかったなぁ…。私は畏まった席とか、改まった席とか、そういうのが苦手なのであります。弱点だ・・・。

つわものども(兵共)が夢の跡…じゃないですが、駅に到着した頃から、大きなトランクを持った欧米人参加者が見えて、ちょっと寂しい感じ。
今日で終わりなんだなー。もう、みんな帰っちゃうんだなぁ…。
ああ、すごく楽しかった。会場全体がテンション高くて、フレンドリーで、境界線が曖昧で、本当に楽しかった。
こんなに参加費が高くなければ…。もっといっぱい若い層が来てくれたんじゃないか、とも思うけど…。でも、その代わりに「わかっている人」たちだけの集まりになっているので、そういう意味ではフィンドホーンなどの、個性的なコミュニティに見られる、警戒する必要が無いと思っている人々たちの、気楽なコミュニケーションが取れるので、かなり気楽でした。

だってね、知らない人が声をかけても、日本人なの胡散臭そうに睨まない!んだよ!!
そんなの初めてだよ!
バリ島じゃあるまいし!欧米人じゃあるまいし!
最初から、にっこり笑ってくれるんだよ!!
びっくりしたなぁ。

SF大会ってのには、もともとどこか閉鎖的な触感があったんだけど、もしかして、あんまり熱心なワールドコンの告知を見なかったのは、最初から敷居を高くしておいて、異物排除とかを試みているってことなのかなぁ。
確かに、自分から熱心に参加希望して努力しないと、ワールドコンには行けないだろうし。
いつでも誰でも何でも受け入れるのを理想としているコミケットと、右翼左翼の場所にいるように思えるなぁ…。
でも、米ヤンはそんなSF大会が大好きだったんだよね…。いや、だから好きだったのかもしれない。

ワールドコンの日記とか探していたら、架空戦記を書いている作家さんのページで、SF大会を憂う記述があって興味深く読む。
ワールドコンに思う
コミケットが分裂した当時って、こういう感じだったんだろうなぁ…などと思ったり。
これって、閉ざされた世界が向かいがちな状態ではないだろうか。新しい価値観や人材が入ってきにくくなると、わずかな違いですら許せなくなってしまう。
思い切り異質なものや新しいものが、どんどん浸入してくるような世界では、こういった闘争は起こりえないだろうと思うのです。
隔離された安全な世界のはずなのに、内側から次第に亀裂が入るという状態は、もしかしたら心理に仕掛けられた、種族繁殖のための罠かもしれんのだけど。

でもって、帰宅のついでに大型バスに乗って、「三鷹の森ジブリ美術館」へ行ってみました。
団体オプショナル旅行なので、岐路もバスで帰るという工程なのですが、私はもちろん電車で別途帰宅。
欧米人だらけのバス旅行は、なんとなく車内がみっしりしていて、狭く感じてしまった…。たぶん当事者の人たちは「日本のバス、ちっせーな」と思っていたに違いない。
お客さんたちは「デニーズだ!」「日本にもデニーズあるじゃん!」「うわ、レトロで和風なビル!」「何、あのデッカイ煙突!(高井戸の塵焼却場の煙突)」と、だいたい同じようなところで反応してました。
そういえば私も、ハワイのデニーズで騒いだなぁ…。

KC380109.jpg


ジブリ美術館は、中に入ったことは無かったのですが、場所は把握していたので先頭に立っていきました。あの辺りは瀟洒な住宅がいっぱいあって、本当に環境がいいよね。
太宰治が身を投げた、玉川上水もすぐそばです。

ジブリ美術館ではご飯いただいてまったりしてました。
9月になった平日だってーのに、びっくりするほど混んでました。
それにしてもすげーな、ここ。一般民衆がジブリに抱いているイメージそのまま!お土産とかも見事にツボをついているし、係員さんたちも全てジブリのアニメに出演しているキャラクターのような反応を見せてくれるの。
なりきりコスプレ美術館?
これは…また来たくなるわなー。
夢が現実化されていて、抱いていた期待をできうる限り裏切らないように、緻密に計算されている。ここを企画して運営しているモノは、よほど頭が良いに違いない。舌を巻くよ。

いや、たいしたもんだー。

と、感心して帰宅。





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最終更新日  2007年09月11日 11時43分52秒
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