♪き~なこコロコロ♪
前日に続き、風邪の明日香はママがお仕事の間おばあちゃんちへ。********************ところで、明日香に薬を飲ませるのは大変な作業である。今までにも薬を飲ませなければならないことがあったが、そりゃもう大バトルである。まだハイハイをしていた頃の明日香は、まだ心も頭も純粋(?)だったので、白い粉薬をヨーグルトに混ぜてペロリ、お薬終了~で楽チンだった。この白い粉薬、匂いもきつくなく、また明日香も小さかったので量も少なく、本当に楽チンだった。1歳になった頃、風邪を何度かひいて薬を処方された。この時は粉薬の量も増えており、しかも色はどピンク、その上、いかにも「ワタシ苦いお薬ですよ♪」みたいな匂いがしていたのだ。このピンクの薬を飲ませるために、あらゆる方法を試してみた。☆小量の水で練った粉薬を、口の中に塗りつける→ 明日香の激しい抵抗の結果、ピンクの粉薬は椅子やらテーブルやら私のジーンズやらに飛び散り、また明日香がたまたま持っていた蛍光ペンで報復された。私のジーンズには黄緑色のシミができてしまったのだ…(洗濯したら落ちたけど)☆市販の「おくすりゼリー」に薬をくるんで飲ませる→ ピンク色の中身を見ただけで、拒否。口に入れると、ぺっ(チクショー!)☆ 野菜果物ジュースに混ぜる→ 比較的成功した方だと思う。しかし「何か変」と気付いたのか、次第に飲まなくなっていった…☆同じピンク色の食べ物と一緒に食べさせる→ 同じピンク色なら、薬が入っていてもわからないんじゃない? という保育園の先生のアドバイスに従い、私でさえ滅多に食べないハーゲンダッツアイスクリーム・ストロベリー味を奮発して購入。途中までゴキゲンで食べていた明日香だが、薬を混入した途端に気付き、あっけなくぺっ (これもダメか~っ! 奮発したのに!)☆ 大好きなきな粉と混ぜる→ 保育園に薬を持参し、「お弁当の後にこの薬を飲ませてやってください…」と、心身共に疲れ果てていた私は(←ウソ。そこまでではない)わらにもすがる思いで、先生に薬を手渡した。→ お迎えに行くと、保育園の先生に「きな粉に混ぜたけど、ダメだった」と言われた。「大好きなきな粉を食べていたのに、先生、あたちを裏切ったわね!」と言わんばかりの表情で先生を睨みつけ、喧嘩腰。そしてあまりの激しい暴れっぷりに、先生にまでさじを投げられてしまった。→ そして先生のコメント こんな頑固な子見たことない。このように明日香に薬を飲ませるのは苦労していた。っていうか、多分ほとんど飲めていたかったと思う…*********************今回の風邪でもピンクの薬が処方され、私は頭を抱えていた。そこで私は明日香と薬をおばあちゃんに押しつけて、この日も仕事に行ってしまった。(←極悪人!)仕事から帰ると、明日香はおばあちゃんちで元気そうに過ごしていた。薬も飲んだと言う。私:「えっ! 大変じゃなかった? どうやったの?」おばあちゃん:「明日香ちゃんの大好きなきな粉にお砂糖、メープルジャム(なんちゃってメープル。安物。でも薬のにおい消しに有効)、薬を入れて、お団子にして食べさせたら、おいしそうに食べてたよ」おばあちゃん万歳!天才!帰宅する前に、目の前で調合(?)してもらい、明日香に食べさせるところを見ることができた。明日香は、おばあちゃん作詞作曲の「♪き~なこコロコロ♪」という歌にあわせて、パクパク食っていた!さっそくおばあちゃんのレシピどおりに作ったものを、次の日食べさせてみようとした。しかし、私が調合したお団子ではイマイチらしかった。四分の一で限界だった。こうして明日香との戦いはまだこれから続くのだろう・・・