今日は2箇所の美術館めぐりをしてきました。ガレ展を開催している都立庭園美術館と有楽町にある相田みつを美術館です。残念ながらどちらも館内は撮影禁止でしたので、内部の写真はありません。
その途中で興味をもったものを撮ってきました。
朝香宮邸唐獅子の二重マリ
この獅子像は以前にも撮っていますが、今回はその獅子が持っているマリに興味がひきつけられました。最近私が作っているエコクラフトの二重マリを思い起こさせるからです。あの二重マリは紙バンドで作るのですから、何とか入れられますが、この二重マリはどうやって作ったのでしょうね。作り方はともかく、獅子が遊んでいるまりということで以前は気にしなかったものが急に身近に感じるようになりました。
庭園美術館内で軽食
館内に展示中のガレのガラス作品などは撮影禁止のようでしたので、せめて館内で食べた軽食を撮影してきました。結構美味しかったです。
駅から庭園美術館に歩く手前の公園にもう桜が咲いていました。この時期に咲いているのなら川津桜ではないかなと
近寄って見ましたら、ラベルにもそのように書いてありました。
都内で咲いていた川津桜
川津桜は名前は聞いていましたが、実物の花を見るのは初めてです。花の構造が分かるように近寄って撮影してきました。普通の桜より色が濃いのが特徴ですね。
このあと路線バスで有楽町にある国際フォーラムにむかい、相田みつを美術館に行きました。ここも初めてです。館内は相田みつをのあの独特の言葉を書いた書がたくさん展示されていました。館内は作品保護のためやや暗く、これを全部読んで回ると目は疲れるし、お説教ばかりのような気がしてきていささか疲れました。自分の気に入った言葉だけ捜して見るほうがよさそうでした。
文章は出世やお金に執着しないとか、雑草だって花が咲くなど雑草礼賛のような記述が目立ち、こんな美術館を作るほどお金持ちになったのではないかと少し反発を感じてしまいました。しかし気になった言葉をネットで調べて、その生い立ちや境遇を読んで見ると、これを書いていたころは苦労と悩みを抱えていて、その中で出会った方からの影響でこうした独特の言葉と書体を生み出し、さらに世に出た成功は周囲の人たちの好意があったからなのだと分かり少し納得しました。自分の好きな言葉だけ見ていれば良いのですよね。
「欲ばらない、腹をたてない、愚痴をいわない。せめて正月の三日ぐらいは・・・。おれできるかなあ」
最後の「おれできるかなあ」がいいですね。このほかにもうひとつ気に入った言葉がありましたが長くて覚え切れませんでした。