憎まれっ子世にはばかるの意味は「人から憎まれるような者ほど、逆に世間では幅をきかせるものである」ということらしい。憎まれっ子にはカポネのような犯罪者を指すこともありますが、一般的には同僚には不評でも、上司には評判がよくて出世する人を指している事が多いですね。
しかしこんな場合、周囲の人をおもんばかって、でしゃばることができない普通の人のやっかみも含まれているのでしょう。あの太閤秀吉だっておべっかだけで出世したわけでなく、状況判断に長けていて行動力もあり、人たらしでもあったわけです。政治家だって他を押しのけ、多くの人を納得させて意見を通せる人でなければ偉くはなれません。有力者に頭を下げて取り入ることができるか。うーん、性格によりますね。私は・・・。
人の世界は大変です。さてわが家ではどうかなと考えましたら、居ました。わが家の庭の憎まれっ子。ムラサキカタバミです。
ムラサキカタバミの根
ミニバラを始め、わが家の多くの植物は鉢植えで栽培しているので、簡単に根絶できそうなものですが、季節になるといつの間にか芽を出してきてしまうのです。
この植物の厄介なところは細かい球根ができてそれで繁殖することです。草ごとそっくり抜いたつもりでも球根が残ったり、さらにばら撒かれて土の中に隠れてしまうのです。植え替えのときにそれが起こると、古い土も再生して使っていますので、植え替えた土の深くに入り込んでしまい、そこから芽を出した場合は、球根を取り出すことが困難になるのです。
実に生活力旺盛で、毎年この雑草と格闘しています。英語でも「雑草は早く伸びる」という言葉があるようです。でも目の敵にせず、こうした生命力や生活力を少し見習わなければいけないですかね。
追伸 ちなみに京都カルタでは「二階から目薬」だそうです。江戸の町では2階建ては少なかったはずです。ということは2階からということわざができたのはわりと新しいのでしょうか?もっとも旅籠などは2階建てが多くあったようですので、江戸時代でもおかしくはないですかね。
雨が上がったので散歩がてら、何時もの古本屋に行ってきました。散歩するにも目的地があった方が行きやすいので何回も行くことになります。できれば行ったときには何らかの買い物をしたいので、何冊あっても1冊だけ買うことにし、あとは次の機会にまわしています。
雨止んで散歩がてらに古本屋 見つけた本はわずか百円