風邪を引いたらしくここのところ喉が痛いです。なんとなく元気が出ないので、月曜日に通っているレースドール教室も今日は休みました。
ここのところ毎日何もする気が起こらないのです。外に出かけても寒くて風邪をこじらせそうですので出かけません。それで、買い溜めた古本を精力的に読んでいます。その中で、ためになった本をご紹介します。
日野原重明さんが書かれた「生き方上手」と「人生百年私の工夫」という本です。日野原さんは御存知のように聖路加国際病院の理事長で名誉院長だった方で100歳を超えるまで現役で働いている方でした。その方が今から17年前の2001年と2002年に90歳のときに書いた本です。
人生百年の時代、その本の中で日野原さんは新しい老人の呼び方を提唱していました。
75歳からを「新老人」85歳からを「真老人」と。そして60歳以上で老人になる前は中年だと。
厚生労働省はこのころ、老年に変えて「実年」、85歳以上を「熟年」という言葉を提唱していたようです。
最近は65歳から74歳までを前期高齢者。75歳以上を後期高齢者と呼んで医療保険などが適用されるようになり、この年齢近くになるととたんに老けてしまう気がしていたのですが。85歳以上が真老人で60~70代なんてまだまだ若くてひよひよしていられないという気になってきます。壮年期が過ぎ老人期への準備期間、それが中年で60代だともおっしゃっているのですが、確かに60代から70代前半はまだまだ元気ですよね。
ではこの人生百年時代の老年期をどのように生きるか。それには、ああいう人になりたいとモデルを選ぶことだと書いています。しかもその生き方を追体験すること。「漠然と思っているだけでは月を仰ぎ見てほえるだけのオオカミと同じです。」と書かれていてなるほどと思いました。
それと、退職して新しい人生を始めたら、「何でもいいから新しい習慣を身につけて、それを励みにしていくようにする。」とも書かれています。「若いうちに身につけた習慣に従うだけなら、それがたとえよい習慣であっても、結局は惰性になってしまう。老いを防ぐことは出来ません。」ふーむ、なにか新しいことを始める。これなら私はいつもやっている気がします。
「体をいたわることと体を甘やかすこととはちがう」病気のときは体を充分いたわる必要があるが、ある程度回復したら、甘やかしていると体が動かなくなってしまう。脳も体も無理をしない範囲で出来るだけ使うことが、老化を防ぐ。これはやっていない、注意しなければ・・。
この本を読んで、まだまだくたびれたなんていっていられないなと思いました。だってまだまだ老人ではないのですから。
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最終更新日
2018.02.19 19:25:48
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