カイゴnoアラシ

BGMが会場内に静かに響く中
翔くんが一筋のライトの下へと歩いて行き
みんなへの挨拶をしてくれます。



「みなさん、今日は本当に
　どうもありがとうございました。」



あったかい拍手で応えるお客さん達。



「国立1年振りで、すっごい楽しかったです。

　久しぶりって感じで・・・。」



”すっごい” の言い方に翔くんの力と気持ちが
すっごいこもってて、どれだけ楽しかったのかが
すっごい伝わって来ました・・・笑




去年は10周年で沢山の人から”おめでとう” を言ってもらい
今でもまだ多くの人からお祝いの言葉をもらうと話す翔くん。




「でも、僕らは数字の為にじゃなくて

　人に届くようにと思って・・・

　みんなの喜ぶ顔が見たくてやってます・・・。」




うんうんと静かに翔くんの言葉に耳を傾けるみんな。




「これからも、沢山のありがとうを言わせて下さい。」




こちらこそ、沢山のありがとうを言わせてね♪
そう思いながらお客さんは翔くんを見送ります。




続いてライトの元へと歩いて来たのはリーダー。




お礼の言葉を述べた後




「なんかあっという間な気もしたし

　長かったような気もするし・・・。

　でも、新鮮なコンサートでした。」




と。




そして、去年の国立初日の涙とは正反対の
やさしいあったかスマイルでこんな事を・・・。




「みんな、良い顔してますね～♪」




その言葉にお客さん喜びを隠せず

わぁぁぁぁぁぁぁぁ～♪　っと

リーダーにとびっきりの笑顔をお返し♪





「こっちも元気が出ます！

　毎日幸せだなって、最近ホントにそう感じます。」




と、うれしい言葉を述べてくれるリーダー。




「仕事を楽しくやっていれば
　
　みんなに通じると思うので・・・。」




そしてまた、ほんわりスマイルでひと言。




「今日も楽しくできました♪」




ちょっとかわいいリーダーに
お客さんも笑顔で拍手を送って・・・。




「ずっとこの空間で一緒にいましょう！」



うれしい言葉でしめくくって
メンバーの列へと戻って行くリーダー。



去年は相葉ちゃんと入れ替わりに hug してたけど
今年はがっちりハイタッチで手を握り合ってて・・・。




そして出て来た相葉ちゃんは
いつものようにお礼を言いながら
会場へ向けてぺこぺことお辞儀をして・・・。




「オープニングから感動しちゃったけど

　本当に最高の時間でした！


　この最高の時間がずっと続けば良いなと思って・・・」




ちょっと名残惜しそうに話す相葉ちゃん。




「来年も、再来年もやりたいなーって・・・。」




この辺りから溢れる想いが先走ってしまったのか
噛み噛みになってしまうかわいい相葉ちゃん。




「でも、そうやってかのみ・・・

　か・の・み・・・じゃなくて」



お客さんからはあったかい笑いと声援が起こって・・・。




「か・み・だ・の・み・・・(神頼み) するより

　1つ1つの事をがんばって行って

　またみんなに会えるようにがんばる、

　それが大事だと思ってます♪」




がんばって言い終えた相葉ちゃんに
会場からは拍手が起こり・・・。




そして、何かに気付いたかのように
独り言のように相葉ちゃんがつぶやきます。




「これが嵐だよね・・・。」




ちょっとどよめくお客さん達。




「僕らだけじゃなくて、お客さん

　スタッフ、関わってるみ～んなで嵐♪」




わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ～♪




相葉ちゃんのミラクルコメントに
会場からは大歓声が沸き起こります。




良い事言ったけど
最後はやっぱりお茶目に締めてくれる
そんな相葉ちゃん・・・。




「だから、みんなで一緒に

　厳しい芸能界戦って行こ～ぜっ！」




笑いと拍手が起こる中
入れ替わりで出て来たニノ。




「そうしますと・・・」




しっかりと相葉ちゃんの暴投もキャッチして
投げ返してくれてるさすがのニノ。




「嵐のグループ総数は・・・

　AKB48 超えですねー。」




これにはお客さんも大爆笑。




「まぁ、総選挙が無い事を願ってます。

　キビシーですからね・・・。」




またまた笑いを誘うニノ。


そして、気を取り直しての挨拶。




「すごく楽しかったのと達成感で・・・。」




ちょっとほっとした様な表情を見せるニノ。




「でも、最後のダンス、怖かったなぁ・・・。」




急にちょっと弱気になったニノに
お客さんからは、ダンス最高だったよ！と言わんばかりの
大きな拍手が沸き起こって・・・。




「いやいや、そんな・・・、拍手なんて・・・。」




と、ちょっと照れてるかわいいニノ。




「それから、やっぱり懐かしかったなぁ。

　4,5 年前はこんな感じだったし。」




昔を思い出すように話すニノ。




「新しくファンになった・・・じゃなくて

　ファンになってくれた人に

　嵐クラッシックを見せる事ができたと思うし。



　嵐の変化なき変化・・・。


　これが1番見せたかったものだし


　みんなと一緒に見たかったものだから・・・。」



ニノの言葉にあったかい拍手を送るみんな。


良い事言った後はやっぱり笑いも取っておかないと
とばかりに最後の最後も大好きなあのネタを引っぱり出して・・・笑




「ソロもみんなそれぞれ、5人5様で・・・。


　なんかソロ、1人光ってましたけど・・・。」




にやっとしてるニノと大爆笑のお客さん。




ニノに背を向ける形で立っていた相葉ちゃん
その言葉を聞いてくるっと振り返り




「悪口やめろ・・・」



とちょっとかわいく怒ってて。笑


それでもめげずにニノは続けます。




「あれをステージの端から見てたんだけど

　あれを見ながら、何でも一生懸命やるって

　大事なんだなーって思って・・・。」




褒めてるのかけなしてるのか分からない
そんなコメントに相葉ちゃんはこらえきれず




「やめろぉ～。」




とつぶやいて・・・。笑




そしてニノからのとどめの一発。




「メディカルソング・・・でしたっけ？」




お客さんまたまた大爆笑で。


相葉ちゃんも相葉ちゃんで
最後までかわいすぎる怒り方で・・・。




「わ・る・く・ち・・・！」




もう小さい子供みたいで
お客さん頬がゆるみっぱなしで・・・。




ニノに”悪口じゃない”といわれると




「あ、そうなの？

　じゃ、後向いてるわ。」




と、くるっとニノに背を向ける相葉ちゃん。



そして最後はちょっと真面目に・・・。




「ほんとに1人1人個性はあるけど

　みんなで集まると丸くなるグループなんだな、と・・・。



　これからも、この嵐をよろしくお願いします。」




お客さん、大きな拍手でニノに答えます。



そして入れ替わりで出て来た松潤。




「もう締まったな・・・。」



とひと言。




お客さんがあったかく笑う中で




「いやいや、そんな事ないよ・・・」



と松潤にエールを送るニノ。


その言葉を受けながら気を取り直して話す松潤。





「2010年、夏・・・。

　Scene ～君と僕の見ている風景～ ツアー。



　New アルバム出したんですけど

　自分達だけじゃ見えないものだと思って・・・。」




ゆっくりと言葉を探しながら話してくれる松潤。




「今日、コンサートが始まって

　あぁ・・・みんなと作ってくんだなぁ・・・って

　改めてそう思いました。」




にこっと笑いながらお客さんに語りかけて。




「ほんとにあったかくて、やさしくて、

　楽しい風景に溢れてました。」




会場から沸き起こる拍手に松潤は続けます。




「これからも1つ1つ5人で進んで行ければ、と思ってます。」




ちょっと目を閉じながら



「個人的にも熱い夏ですが

　コンサートも熱いと改めて実感しました。」



ホントにホントに熱かったね♪と
頷きながら松潤の言葉に聴き入るみんな。




「また一緒に楽しい時間を過ごしましょう。」




ぜひぜひ過ごさせて下さい♪

会場にいた誰もがそう思いながら
大きな拍手で松潤に答えて・・・。




「では、最後の曲、聴いて下さい。」



松潤の紹介で聞こえて来たのは風の音・・・。




To be free をメンバーカラーの電飾で飾られた
花道にあるリフターに乗り込んで歌ってくれる5人。




そして次の曲、空高くのイントロが聞こえると同時に
会場からは淡い色の風船達が空に向かって放たれて・・・。




わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ～♪




今年はオウムの大群が入って来た事に
全く気付いていなかったので
これにはホントにビックリ・・・。




そんな無数の風船達に紛れながらも
リフターの上で笑顔で歌うメンバー達。




1番近くのリフターに乗っていたリーダー
最後の最後まで一生懸命ファンサをしてくれてて
お客さん4人くらいを順番に指差してその後釣りのポーズをしてて・・・。



↑まさかのまとめ釣り・・・？　笑



そしてメインステージへと移動して行き
みんなで階段を上り、会場に手を振りながら
ゆっくりと閉まる扉の奥へと去って行きました・・・。






Part 9 へ続く・・・♪