苦節2年…黒鍵卒業!
先日初レッスンに行ってきました!初顔合わせから、1ヵ月半、奇跡的に双方の予定が合いまして。15年ぶりのレッスン。ワクワクドキドキしながら、自転車を漕ぎました。宿題となっていた曲は、クラーマービューロー 1番ショパンエチュード op10-5 「黒鍵」バッハ 平均律第一巻 プレリュード フーガでした。私的には、緊張するというよりも、「生のグランドを弾ける!」という楽しみのほうが先で。なんだか嬉しくて嬉しくて。最初の曲はバッハの平均律。プレリュードとフーガを一通り弾いてみてアドバイスを頂きました。楽譜自体ペダル記号も強弱記号もないので、プレリュードはノンペダルでした。でしたので、先生にペダルのつけ方、踏み変え方をアドバイス頂き、強弱のつけ方を教わりました。先生も調律して下さっていたのか、ピアノ自体がすごく気持ちの良い音を響かせてくれていました。すると、見違えるようなプレリュードに!自分でもうっとり・・・。プレリュードは早速○をもらい卒業。問題のフーガはボーロボロ。ほんと先生に申し訳なかったです。でも先生は「あら~、頑張って4声でさらってきたのね!」と同情してくださり・・。まずは、もう一度各声部にわけましょうということで、私が考えた声部分けをベースに隠れたメロディーラインをアドバイスいただきました。ところどころリズムの取り方も間違っていたみたい。あちゃー。指使いの大体はよかったけど、四分音符を切ってしまったりしていたのはしっかり指摘されました。でもここで、しっかり先生のアドバイスをもらいながら譜面を読み込んだので、なんだかフーガが見えてきたというか、4声が見えてきたというか、なんだかわからない開放感。う~ん、やっぱ先生はすごい。とりあえず次の課題は、きちんと声部わけして、メロディーラインを歌えるようにとの指令。クラーマーは、自分のテンポで弾いたら、早すぎると。盛り上がると突っ走ってしまう私を見抜いていらっしゃいました。私は、エチュードなので、とにかく音の粒を揃えることとはっきり弾く事を中心に練習してきましたが、さすがは先生。目の付け所が違う。強弱記号、アクセントを含め、音型にいたるまでチェックされました。(あたりまえか?)でも、とりあえずそこを踏まえ弾く事が出来たので、これも○で卒業。次回は2番です。最後はショパンエチュード、op10-5「黒鍵」一通り弾いてみて、やはり速度が速すぎるということ。速過ぎるというのは、曲として速いのではなく、きよぞう自身には速すぎるということ。所々突っ走るところあり、音が均一に乗らないところがあるのを見抜いていらっしゃいました。特に、17小節目からの左手のメロディーラインがおざなりで、アーテュキレーションもイマイチという事が判明。17~47小節目までびっちりその場で直されました。でもあらら、とってもナイスな黒鍵に!自分自身どこがメロディーかわからずに弾いていた証ですね~。やっぱ、先生の目の付け所は違うな~。で、とりあえず、その場で仕上がった為、○で黒鍵を卒業することになりました!黒鍵といえば…学生時代を含め、通算2年はかかったかと思います。特に独学で再開してからは、1年みっちりとやっていたわけで。いつこの曲から先へ進んでいいかわからずにいたこの1年。一生黒鍵かと思われた一年。ここで晴れて先生から「卒業」というお言葉に背中を押され、無事私自身も卒業できそうです。あああああ、感無量。「苦節2年の黒鍵の楽譜です。破れてテープでボロボロ。でも思い出つまってます」そして早速、次は何をやる?といわれまして。「妄想だけは、いっちょまえなんです!」といいながら。(先生大笑い)私としては、op10-2,op10-1,op10-8あたりをやりたいです・・・と、自分の妄想を恥ずかしげもなく先生に伝えました。先生は、「う~~~ん」とうなり。「どの曲も良いんだけど、黒鍵と傾向が似ているのよね。いずれはやらなきゃいけない曲だけど、ちょっと左手鍛えない?きよぞうさんのタッチってものすごいからさ~、op10-12あたりをきっちりやりましょうよ。きよぞうさんの12番聞きたいわ~♪」(まぁ、先生ったら♪)・・・・ということで、次回はop10-12、そうあの有名な「革命のエチュード」ですばい。ああ、私に出来るかしら。以前やったのは20数年前のこと。運指もめちゃくちゃで、ボロボロだったんだよな~と苦い思い出。でも、もう一度初心に戻って、しっかり仕上げなければならない曲だとも思っていました。こうなったら、頑張らねば。かっちょいい革命にしたいです。そういえばピアノのタッチに関しては、ピティナでも褒められたな~って思いました。思い返すと実家のピアノ。ガーシュウィンというドイツのメーカーのピアノで、私の祖母からの譲りもの。とにかく鍵盤が重くて重くて。私が弾く時には20年ものピアノ。その間一回もハンマーとかそういうのを取り替えたりすることはなくてね。ほんと調律のみ。そして私が20年弱使用していて。めっちゃくちゃ重い鍵盤を日常としていた私は、他のピアノを弾くと指が飛び跳ねちゃうんですよ。ぴょんこぴょんこ。軽くて軽くてどこに行く?っていうくらい。それがフィンガーウェイトになっていたのか。それがいいのかどうかは、今もわからないけど。調整されていない、無調整のピアノのおかげで、今の私の鋼鉄のタッチが出来上がったのかなと、推測したりしています。「ほどなく使用しただけの革命の楽譜。どんなドラマが生まれるのでしょうか。」ということで次回は未定。出来れば11月末か12月年内に一回はレッスンして頂きたいが、予定が合うのだろうか。不安。次回までの宿題は・・・クラーマービューロー 2番バッハ平均律第一巻 第一番フーガ 声部分け、メロディーラインを読むショパンエチュード op10-12がんばるぞ。