またまたヤン・ソギルさんの本の紹介です。
物語はタクシードライバーを事故で辞めてタクシーのネタで2冊本を出版したが蓄えも尽き日銭に困ってる所から始まる。大阪時代の友人が大阪から東京に逃げてくる。その友人に誘われジャパンエースという講習会に参加する。健康マットを商材にしたマルチ商法だった・・・。
またまた自分の実際の体験が元になってる小説です。しかしこのヤン・ソギルさんこれでもかと呆れるほどの体験の持ち主ですね。ネタが尽きないというか・・・多種多様な事件・事柄に遭遇する。(持ち前の性格と環境とそれだけ生きていくのに一生懸命だったせいでしょうか)妖艶な美女も登場する(実際よっぽど痛い目にあったのでしょうか (^^ゞ )
その講習会での説明、その後大阪まで2泊3日での研修会、マルチの商法の仕組みなど100ページを越えて説明してくれます。最初のきっかけから講習会を経て研修会でいかにマインドコントロールをしていくか。絶対大丈夫と自信を持ってる「あなた」!一番危ないのですよ!周到に準備され順を追って集団の中で参加者の自信・人格を破壊していくやり方。こういった事件が発覚してつも疑問な何故かが分かる気がします。気が付いたのは「エセ宗教」の信者の気持ちはこういう感じなのかと・・・
読んでいっても「睡魔」の意味がはっきりしなかったのだが、後書きを読んでなるほどそういうことかと納得した。読んで見てください(^^♪