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「複合汚染」読んでいてそら恐ろしくなった。30年ぐらい前に書かれた本なので少なくとも今ではこの頃より規制されて汚染は改善されてるとはと思うが、新しく参入してくるものも多いし日本は大丈夫なのだろうかと不安になった。
そこで公害についてちょっと考えてみた。
本の書かれた当時騒がれた公害について思い出してみると(うろ覚えのものが多いけど)サリドマイド、水俣病、イタイイタイ病、四日市ぜんそく、阿賀野川有機水銀中毒、田子の浦のヘドロ、カネミ油症、森永ヒ素ミルク中毒、スモン病、光化学スモッグ、川崎病・・・最近では薬害エイズ、鳥インフルエンザ、クロイツフェルト・ヤコブ病と狂牛病、アスベストによる悪性中皮腫など嬉しくもないオンパレード。 
さかんに報道された言葉としては「DDT」「チクロ」「ポリ塩化ビフェニール(PCB)」「鉛」「ダイオキシン」「フロン」など、懐かしいものも多い。
印象深いのは「PCB」、当時かなり報道されその毒性から今は使われてないが、開発された当時は夢のような素晴らしい化学的に合成された化合物だったそうだ。熱に強く電気を通さない、また変化しないので高圧コンデンサや高圧トランスや電気機器用絶縁油や感圧紙、塗料、印刷インキの溶剤などに、幅広く利用された。
カネミ油症事件(カネミ倉庫の米ぬか油製造工場で、熱媒体に使っていたPCBが油に混入。68年、皮膚炎や内臓疾患を訴える利用者が続出した。)からその毒性が分かった。それ以外にもただ唯一油に溶ける性質から、工場廃水により河川を汚染し魚を通して体内に蓄積された。食物連鎖。その後PCBは回収されたが処理できなくて保管されている。今年の11月からやっと処理が始まるらしい。なんとなくフロンに似ている。フロンも変化しない絶好のものと考えられ多く使われたが気が付くと上空のオゾン層を破壊していた。そういったふうに考えるとDNAを加工したトウモロコシその他などはこの先何が起こるか想像も出来ない。科学はちっとも万能じゃない。
ほかには「残留農薬」、化学肥料により土の中のミミズや微生物が死ぬため作物が病気にかかりやすく体力もない。そのの病気や害虫の駆除に農薬を使う。その農薬が作物に蓄積される。大規模畜産、借金による農業の機械化、化学肥料、農薬を積極的に推進したのは当時の農林省で今でもその路線を踏襲している。
養殖にしても経済効率から狭い場所に詰め込んでストレスや運動不足からくる様々な問題を薬を多種、多用して何とか商品にしている。家畜や養殖魚の飼料に抗生物質を大量に混ぜることで体が抗生物質漬けになり「耐性菌」が出現したのではないか。

自然農法、無農薬栽培などの動きが出てきてるがお菓子にしてもジュースにしてもいろいろな物が添加されている。着色料・保存料、人工甘味料、漂白剤、化学調味料、化学肥料、農薬、化学洗剤・・・有害物質がなにもしないでも体内に蓄積されていく。そのあたりも最近の理解しがたい青少年の事件の原因になっているのでは・・・
常に関わってくるのが担当省庁の役人で、事業者側よりの対応したりで、事件・事故があっても対応が遅い。
中には最近あった薬害エイズのように業者と役人が協力して知っていながら対応を遅らせて被害を広げた例である。
明治の頃には日本を豊かにするのに役に立ってくれた優れた官僚機構も100年の時を過ぎ悪い事で目に付くことばかり。もうそろそろ本当に行政改革を断行してもらいたいものだ。

「複合汚染」自体は全体に文章のテンポがよく内容の恐ろしさに反して読んでて心地よい。横丁の御隠居とのやり取りなどボケとツッコミありで楽しい。
紹介されているエピソードは、初めて知る事も多く興味深いものでだった。子供の頃アメ車から国産車まで世界中の車の名前が当てられるくらい車好きだったので、低公害エンジンの本田技研のCVCCや東洋工業のロータリーエンジンの開発秘話などは懐かしくもあり楽しめた。「カシマパラダイス」というフランス映画のくだりでエンディングでみんなが足を膝までつけて田植えをしてる農薬漬けの水田にアマガエルが飛び込む。次の瞬間そのまま動かなくなるというシーンも笑ってる場合じゃないけど面白かった。
ちょっとインターネットで調べてみると今でもこの本に対する重箱の角をつつくような批判がそこそこある。今でもそんな批判がある事自体、その当時の衝撃は大きかったのだろう。
その時代に「複合汚染」という言葉、この内容を一作家が世間に知らしめた意味は深いと思う。





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Last updated  2005年09月08日 17時27分54秒
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