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カテゴリ:欧米
米国の食糧輸出戦略ーガリオア、エロア、ララ援助・・・アメリカ政府、支払い義務の無い日本から大金を巻きあげるガリオア、エロア、ララ援助ー昭和二十一年(1946年)十二月から、米国産の脱脂粉乳を中心とする学校給食が始まりました。それが米国産小麦粉から作るパンを主食とする完全給食になったのは、大都市では昭和二十五年(1950年)二月からで、全国の都市部では翌年二月からでした。 ガリオアによる援助は昭和二十三年(1948年)にエロア援助に吸収されましたが、基金の性格、その目的(米国における余剰農産物の処理)から、本来占領地域に対する無償援助の「はず」でした。 当初は無償援助と言っておきながらサンフランシスコ講和条約締結を前に、昭和23年(1948年)1月に米国政府が突然総額二十億ドル(注:2、当時の為替レートで七千二百億円)の援助の立て替え代金(?)を請求したので、日本政府は「寝耳に水」と驚きました。 無償援助ではなく有償でもない、貸与したとする口実を米国は考えついたのです。・・・当初請求した金額を定石通りに四億九千万ドル(千七百六十四億円)に減額して交渉成立。 ガリオア、エロア援助に関する公文書には売買契約に関する文書やそれに関する条項がなく、金額の記載も全くありませんでした。値段も決めずに何千億円もの品物を買う愚か者など、たとえ占領下でもいるはずがありません。日本は米国から詐欺に遭ったのです。 それまでに日本は占領に要する経費である終戦処理費として、五十億ドルもの大金を占領軍の為に支出したのです。」 アメリカの援助で脱脂粉乳云々と聞いていたけど、嘘じゃない!・・・約束を守るのは日本だけ。今も昔も変わらないですようです。
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最終更新日
2007.03.31 10:06:28
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