あの衝撃の声優変更の発表から約二週間経ちました。
10年以上愛されてきたシンプソンズの声優がなぜか『総取替え』です。

少しでも話題作りをして映画の売り上げを上げたいという魂胆が見え見えですが
はっきり言って逆効果以外の何ものでもないです。
なぜ、（どこの誰が考えた事か知らないけれど）そんな暴挙に及んだのか
訳がわからない、というのが私の心情です。


そもそも、シンプソンズには固定客がいます。
ＦＯＸ（またはＷＯＷＯＷ）は見るし、ＤＶＤは買うし、グッツだって喜んで買うファンが、です。
私も含め、大抵の人は日本語吹き替え版で慣れ親しんでいる人たちです。
声が変わると印象だって大分変わります。
作品を愛すればこそ、そのままの声優で映画も見たいと思うのはごく自然の事です。
これまでの慣れ親しんだ声優を変える必要がどこにあるのでしょうか？
他の有名アニメの声優変えの時にも、「合う」、「合わない」と、あれこれ意見が分かれたものです。
拒否反応があるのは当然のことです。

もちろん、いつか声優さんも代替わりの時はやってくるかと思いますが、
『映画の宣伝活動の為』＝『話題作りの為』に声優を変えるような愚挙は
止めるべきだと思います。



そして、配役のあわなさといったらこの上なく酷いものです。
この配役を考えた人は『シンプソンズを知らない』としか思えないものです。





画像の絵をご覧下さい。
ああ、まさに声優をキャラにしたらこんな感じですね。（上手い！）
ファンから見たら「冗談じゃない！」と泣きたくなるような出来事です。

最悪の駄目オヤジの代表格、ホーマー。（でも時にはいいところも見せる）
優しくて明るいマージ。（天然ボケっぽい所もちょっとある）
悪戯好きで、手の着けられないやんちゃなバート。
頭が良く、いろんな物事を真剣に考えて前向きに取り組むリサ。


芸能人には余り詳しくありませんが、少なくともホーマーとマージの声については
キャラと（ＴＶで一般的に知られている）性格が真逆です。



当然ですが、私は映画は見に行きません。
ＤＶＤも、これまでの声優さん達で取り直しがない限り購入もしません。



世界観なんて「クソ喰らえ！」な、
なりふりかまわない、安上がりで出来る宣伝が大事なのか、
作品とファンが大事なのか。

広告業界・映画業界の人にはよくよく考えてもらいたいと思った出来事でした。
（今回のやり方は、固定ファンにはそっぽを向かれ、一般人には聞き流しされるような
　悪い宣伝例の一つになった一件だと思います）


----------------------------------------------------------

下記に関連するサイト様のＵＲＬを記載させて頂きました。
署名活動もございますので、有志の方がいらっしゃいましたら是非下記リンクよりご署名を！


【シンプソンズ映画版　声優陣変更にD'oh】
　　http://blog.zaq.ne.jp/dohthesimpsonsmovie/

【映画版「ザ・シンプソンズ」声優変更に反対するBLOG】
　　http://d.hatena.ne.jp/SERIZO/

【映画版「ザ・シンプソンズ」
　　声優変更に反対するBLOG芳名帳】
　　http://b4.spline.tv/serizo/