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鏡の国の落としあな

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2008.07.25
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カテゴリ:太平洋戦争

 

いつまでもあると思うな、親と金、

無いと思うな、運と災難。

百合子は朗らかな美しい笑いの中心として常に家の中を

まず朝起きてから一番初めに直ちに春風を吹かせ

一同を朗らかにしてくれ

愛は万事に勝つ

敬は秩序を保つ

礼は世界を飾る花輪なり

信は力なり・・・・・・・

(花山心勝、平和の発見 より)

 

上の文は東京裁判でA級戦犯として死刑の判決をうけた木村兵太郎陸軍大将が、獄中から娘の百合子さんにあてた手紙からの抜粋です。

木村大将が華やかな舞台に登場するのは、第2、3次近衛内閣と東條内閣において、務めた陸軍次官というポストのときです。

東條首相には当時、陸軍きっての秀才、切れ者といわれた、武藤章が軍務次長としてついておりこの東條、武藤の強力コンビ爆弾のもとでは、この木村大将のような温厚なタイプが無難だったのでしょう。

朝日新聞法廷記者団の東京裁判の記録のなかに、記者たちが参考のためにそれぞれの戦犯に書いたA級戦犯容疑者の経歴の註の項に、木村大将については、古い型の軍人、としか書かれていません。

敗戦時は木村大将は、ビルマにおり、多分インパール作戦後の後始末に追われていただろうと(インパール作戦後にビルマ方面司令官として前線に出された)、予想されます。

そのままビルマで敗戦をむかえ、イギリス軍に囚われシンガポールに拘置されていたところを、A級戦犯に選ばれてしまったため、東京に運ばれてきます。

地味で、堅実、温厚な目立たないタイプの軍人、東條内閣のときにその害のない無難を見込まれて(?)陸軍次官、たぶんお座り人形のようなポストであったろうと、思いますが、を務めたために、東條首相の腹心と思われて、A級戦犯として絞首刑に処されます。

・・・・・・次回は重光葵外相に登場していただきます。

ではまた~バイバイ






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Last updated  2008.07.25 19:01:24
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