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カテゴリ:日本の古典文学
昨日、大分春らしくなってきた、と書きましたが前言撤回いたします。 だってですね~、朝起きたら雪なんですよぉ ま、私は風邪が残念ながらひどいので、ランも水泳も今日は出来ないので、雪でも雨でも何だってトレーニングには影響を及ぼしませんが・・・・・ ところで昨日の記事のテーマは花でした。 と、いうわけで、今日も引き続き、花、といいますか、鼻について書きたいと思います。どういうこと、これは?って、まあ、最後までお付き合いください ちょっと話は戻りますが私が高校のときに、歌舞伎教室、能楽教室、それぞれ見学する機会に恵まれました(ここんとこ、うちの高校褒めてやりたい)。 歌舞伎は有名らしい尾上ナントカさんとかその他多数出演されてましたが、あまり私の興味を惹くものではなく、能のほうが面白い、と思いました。 そういえば、歌舞伎の始まる前に先生方から、 よ、ナントカや~ って掛け声がお客さまから入りますが、 だからといって絶対笑ってはいけませんよ と、念をおされましたが、 笑うな、と言われれば笑いたくなるのが女子高生(特に私みたいなの)、 結局その掛け声が入るたび、横の友達とつつきあって笑いを必死でこらえてた、という変な記憶しか歌舞伎にはございません あ、でも笑い上戸なのは今でも変わってないのですが・・・・・・ で、まあ、その能のなかでも、狂言が私の気に入ったわけですが、この狂言は滑稽なせりふ劇で、鎌倉時代には能と狂言は別々に演じられていましたが、現在では能と能の間に演じられています。 狂言はつまり、昔のお笑いってことでしょうか、私が気に入るのもムリないです。 小学校のときにこの狂言から、附子(ぶす)という話を習ったことがありますが、今日ここで紹介するお話は萩大名という内容です。
ある地方大名が気晴らしにどこかへ出かけようとして、家来の太郎冠者(たろうかじゃ)にどこがいいか?とたずねます。 太郎冠者は下京あたりで風流好きで庭造りの名人がいるからそこの庭を訪れてはどうか?と提案しますが、そこへ行くものは歌を一句詠まなければいけないということになってて、歌の苦手な大名は困ります。 すると太郎冠者は上京で、歌を詠むのが上手な若者がいてその若者が詠んだ、萩の花の句を教えるから、というので大名はとりあえず安心します。その句は 七重八重九重とこそ思ひしに とへ咲きいづる萩の花かな というものですが、大名はなかなか覚えられません。 そこで扇を使って覚えることにするのですが、七重八重で、扇の骨を7,8本広げ、九重で9本、十重で全部広げ、萩、の部分では、太郎冠者は大名からいつも、すねはぎ(背丈)ばかりのびおって、役に立たんといわれているので、ここで太郎冠者を思い出すことに。 さてそこの庭をおとづれると早速庭の持ち主から、ここを訪れる人は記念に短冊に一首書いていくので一句お願いいたします、といわれます。太郎冠者の合図にあわせて先ほどの句を大名は詠むと、持ち主から褒められ、安心した大名は太郎冠者を先に帰してしまいます。 すると持ち主が、短冊に書きたいのでもう一度詠んでくださいと、言います。 大名は七重八重九重・・・までは思い出したのですが、そこから先が出てきません。 やっとのことで思い出したのは、 太郎冠者がむかふずねと それがしの鼻の先 だった、ということです。
昨日、桜がテーマになってましたが、私が大好きなのは夜桜だったりします。あの怪しげな妖艶さがいいのです。 私の高校は大学と一緒の敷地に立ってましてかなりの広さがあり、とてもきれいな桜並木がありました。そこを夜、独りで歩くのが好きだったんです。 そんなこんなで、昨日夜桜の写真などを眺めてたら(だってドイツでは生では見れませんもん)、こういうものを発見~
欲しい~~~~~~~ 水泳のコーチの仕事、辞めてなきゃ買えるのに(泣)・・・・・多分 あ、でも節約しなきゃ~なんだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.03.06 18:19:02
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