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鏡の国の落としあな

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2009.06.02
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カテゴリ:自然科学

今はどうか知りませんが、昔私が小学生だったころは学研の月刊雑誌で『子供の科学』だか、『学研の科学』だったか、ちょっと名前忘れちゃったんですけど雫、ともかくそういう子供向けの科学の月刊誌がありました。

私の親はこれを私に定期購読させてまして、私は毎月とても楽しみにしていました。

内容は算数、理科のことをいろいろ面白く説明し、あと簡単な実験なども載せてくれていました。

あとこれまた学研のシリーズ本で、『・・・・・のひみつ』というのがあって、私は『宇宙のひみつ』『人体のひみつ』などなど、たくさん持ってました。

ついでにどういうシリーズだったか忘れましたけど、『恐竜大百科』とかいうのも持っていました雫

多分、これらは理系の父親の影響があるのでしょう、きっと。

そういうわけで、私は自然科学は大好きなのですが、なぜこういうことをいきなり言い出しますかというと、この間 Deutsche Bergbaumuseum=ドイツ鉱業博物館 というところに行ってきまして、そこに鉱業に関するいろいろなものが展示されてたわけですが、天然石、化石なども展示されていました。

アンモナイト、なんかの恐竜の化石、植物の化石、などなど。

これらを一生懸命写真に撮ってる私をみて彼氏君は、「化石が好きなの?」って聞いてきましたが、ハイ、そうです。

ぜんぜん詳しくはないんですけど、興味はバッチリあります。

あの『恐竜大百科』の影響かもしれませんけどうっしっし

もう今では恐竜の名前は、何とかザウルスとか、西郷ドンのように、何とかドンだった、ってこと、そして彼らの最盛期は、白亜紀、ジュラ紀だったとか、もうこれくらいしか記憶にないんです。

一番おっかないのは、ティラノザウルスだったとかね。

ステゴザウルスとかいうかわいそうな名前の恐竜がいた、とか。

あと忘れちゃいました。

残念ほえー雫

では、ちょっとジュラ紀、白亜紀の地球を見て比較してみましょう。

 

ジュラ紀の地球
300px-LateJurassicGlobal.jpg

大気中の平均O2含有量  約26%(現在の130%)

CO2含有量  約1950ppm(現在の7倍)

平均地熱温度  約16,5度(現在より3度上)

 

白亜紀の地球
310px-LateCretaceousGlobal.jpg

大気中のO2含有量  約30パーセント(現在の150パーセント)

CO2含有量   約1700ppm(現在の約6倍)

平均地熱温度   約18度(現在の約4度上)

 

現在の私たちに有名な恐竜はどちらかというと、白亜紀時代に生きてた恐竜らしいです。

映画でジュラッシックパーク(ジュラ紀パーク)というのがありましたが、あれに登場する派手な恐竜は殆どこの白亜紀の恐竜なんだそうです。ではなぜジュラ紀とつくか、というとジュラ紀のほうが名が通ってるからだとか。

ま、それはおいておいて。

もし地質学かなんかを専攻された方で、「あ、そこ説明間違ってるよ」っていうの発見されましたら、どうぞその間違いの箇所をご指摘くだされば嬉しいです。

では前置きは終わりにして、いよいよ化石の登場です。

第一号は横にあった説明書きによると、

      

Schlangenhalssaurier(蛇首サウルス?)ジュラ紀

下矢印
2Unbenannt1.jpg

そのお次は、

Fischsaurier(魚サウルス?)ジュラ紀

下矢印
1Unbenannt1.jpg

 

この部屋に展示してあったもので、すごく目をひいたのがこれ下矢印です。


CIMG0957.JPG1.jpg

木の化石だって~~~~びっくり

「どうやってこんな大きい木が化石になんの?」なんてことは

私に聞かないでくだされ

私も知らん雫

 

アンモナイトは皆さん、ご存知だと思います。

そのアンモナイトも展示してありました。

ちなみにこの名前ですが、古代エジプトの太陽神晴れ、アモンからきております。(あの牡羊のくるくるした角を連想させるため)

ついでにこのアモン神、アンモニアの語源にもなっています。(アンモニアってNH³でしたっけ?? これだけはなんとか覚えてます雫


CIMG0956.JPG1.jpg



CIMG0974.JPG1.jpg

なぜこのようなものが、鉱業博物館(昔石炭工場だったところを博物館にしたもの)にあるかというと、石炭って大昔の植物などが長い年月を経て、地圧や地熱の変化をうけて変質したもので、つまるところ植物の化石なんですよね(このへん、彼氏君の説明の受け売りうっしっし)。

だから地下に掘れば掘っていくほど、地層が古くなるわけで、昔のものが出てくるわけです。

それを燃やすのはちょっとモッタイナイ???

ところでなぜこの辺(ルール工業地帯)に石炭が多いかというと、このへんは昔沼地、湿原が多かったところです。

植物は石炭化するためには、微生物に分解されてしまう前に地中に埋没することが必要なのだそうで、その植物が分解されずに堆積される場所としては、沼地、湿原地帯が最適なのだそうです。

このあたりが以前は湿原であったことは、その地名、・・・・・Broich(沼地)という名がつく地名が多いことからも分かります。

ともかく、このBroichっていう名前、こちらでよくみかけるのです。

それでどっかの有王様かなにかかとおもって調べてみたら沼地、湿原という意味をもち地名に、ナンとかBroichとしてくっつくのだそうです。

で、それはこの北ライン地方特有(ルール地方)の名前だそうです。

な~るほどひらめき

ともかくこのドイツ鉱業博物館はとてもよかったです。

実はこの日まで私は石炭については漠然とした知識、しかも見事に間違った知識をもっていましてそれが暴露  、いや、判明しただけでもよかったです

いろいろ勉強ノートえんぴつになりましたよぉ

ではまた~。

ごきげんよう~smiley

 

 






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Last updated  2009.06.03 18:40:30
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